第４７話 波乱の修学旅行(心美救出) ページ15
斉木side
やれやれ、危なかったな。
無事でよかった･･･照橋さん。
「斉木君、ごめんね･･･！ブランケットかけた時に、制御装置が抜けちゃって･･･！慌てて戻そうとしたんだけど、その時にはもうこんな所に居たから･･･！」
申し訳なさそうな顔で制御装置を手渡す彼女。
気にするなと返すと、それでも申し訳なさそうな顔をしていたので、僕は彼女を抱きしめた。
「さ、斉木君･･･！？」
『大丈夫だ。幸いにも誰も傷ついていない。君は僕の事を気遣ってくれたんだろう。ならあれは事故だ。君は気にしなくていい。』
･･･っ！！？何を、やっているんだ、僕は･･･。
我に返りながらも、自分でやった事の意味がわからずにいる。なぜ僕はこんなことをしたのだろう･･･。単純に彼女を安心させたいだけなら、何もそこまですることもないじゃないか。
彼女だって戸惑っていたんだ。
その瞬間、僕の脳には、一つの考えが浮かんでいた。まさか、とは思った。この僕に限ってそんな事が有り得るのか、と。
でも、今までの事と言い、今無意識にやった事といい、これでしか説明が付けられなかった。
そう。･･･僕は、照橋心美に恋をしているんだ。
生まれて初めてだな。僕が、常人(いや、彼女も超能力者ではあるが)に恋をするとはな。
『･･･ホテルに戻ろう。既に三分経ったから、瞬間移動もできる。皆君の事を心配しているからな。』
「･･･うん。」
僕の胸の内なんて、君は知らないだろうな。
さて、この美少女をどうやって落とそうか。
瞬間移動で沖縄に戻ってすぐ、照橋さんは安心したのか、気絶したように眠ってしまった。
千里眼で一部しか見ていなかったが、足に負った怪我を見るあたり、必死で熊から逃げたのだろう。
照橋さんの身体を一日前に戻し、気配を消してそっと彼女の布団に寝かせた。
･･･おっと、いやらしい発想した奴は表出ろ。
恋しているとはいえ、僕がいきなりそんな事をする訳がないだろう。
そして作者。こんなセリフを言わせたお前も同類だからな。後でゆっくり話(物理)しようじゃないか･･･。
レープレ「は、はい･･･！」
･･･さて、メタイ話はこれ位にして、僕も寝るとしよう。
朝の五時半。
アラームを止めてその身を起こす。･･･よく眠れたな。修学旅行で余程疲れが溜まっていたんだろう。やはり我が家が一番だ。
･･･さて、と
引き続き、頑張るとするか。
沖縄修学旅行は、まだまだ終わりそうにない。
第４８話 波乱の修学旅行(エメラルドビーチ)→←第４６話 波乱の修学旅行(お寝超)
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ゆきよ - え、ここでとまった...続きは？ (4月9日 21時) (
レス) @page16 id: a818dee385 (このIDを非表示/違反報告)
ただの😺好き - 続きを…続きをお恵みください！！ (8月2日 17時) (レス) @page16 id: c88dc708d6 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - 何度も読み直してます！とても面白いです！続き楽しみにしてますぜひ描いてください (2018年10月13日 15時) (レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 何度読み返しても面白いです！ (2018年5月29日 23時) (レス) id: ce5e8c57d2 (このIDを非表示/違反報告)
みさっと - 面白いです！続きが気になります！(ﾟ∀ﾟ≡ﾟ∀ﾟ) (2018年5月23日 18時) (レス) id: 0bc1c5e779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レープレ | 作者ホームページ：http://repure
作成日時：2017年6月12日 8時
