第３話 失った記憶とファミリーの面々 ページ3
斉木side
ん・・・？やけに騒がしいし少し眩しい。心電図の音が聞こえるということは、ここは病院か？
とりあえず、目を開けなければ何もわからないな。
「う・・・ん？」
「綱斗！！目が覚めたんだね！？よかったーー！」
「ツッ君、大丈夫？」
目が覚めれば、全く知らない面々が僕を囲み、心配している。僕はといえば、体のあちこちに包帯が巻かれていた。
「・・・おい、様子がおかしくねーか？」
僕にとっておかしいのはお前だ。
ジョットから聞いていたとはいえ、本当に赤ん坊だったとはな・・・。流石の僕でも予想外だ｡
「様子がおかしいって、どういうこと？リボーン。」
「わからねーのか？綱斗の奴、まるでオレ達とは初めて会ったと言わんばかりの顔をしているぞ？」
まぁ間違ってないな｡少なくとも“僕”は初対面だ。
「おいお前。自分の名前が分かるか？」
「・・・わからない。」
「リボーン・・・これってもしかして・・・」
「・・・とりあえず、医師に診せるのが先だ。ツナ、医師を呼んでこい。」
「う、うん。わかった。」
ツナと呼ばれた奴は急いで病室を出ていった。
(・・・やはり、綱斗の心が読めないな。記憶を失って心を閉ざしたのか？それとも・・・)
・・・ジョットの言っていた事は本当の用だな。僕の場合は読心術とは少し違うが、どのみち心を読めるものに読心術は効かない。
医師の診断を受け、僕は自分と自分以外の人物についての記憶を失っているという結果になった。
本当は違うが、僕としても記憶喪失ということにしておけば何かと都合がいいからな。
診断の後、様々な人が僕の見舞いにきた。
僕達の右腕を名乗る不良や、見舞いに寿司を持ってきた爽やか系の男子、腹黒じゃない照橋さんタイプの女の子や僕の今の弟に溺愛している女の子など。
正直関わっている人が多すぎて、一度じゃ覚えきれない。全く、
結局、僕の知り合い(だったらしい)人物の紹介が終わる頃には既に日が沈みかけていた。
「綱斗、明日には退院できるみたいだからまた迎えに行くね。」
「・・・」コクリ
「じゃあ、またね。」
やれやれ、やっと一人になれたな。
まさかあんなにもキャラが濃いメンバーが多いとは思わなかった。あれは僕の世界以上じゃないか？
どのみち僕は乱れた時空を元通りにして天国に行くだけだ。
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レープレ(プロフ) - そんなに喜んで貰えるなんて嬉しいです！受験の関係上、バレンタインデーまで更新できませんが、気長に待っていただければ幸いです！ (2017年1月17日 17時) (
レス) id: c072414a5d (このIDを非表示/違反報告)
あさり@食べないで！(プロフ) - とても面白かったです！サイサイとリボーンのコラボ、結構読みたいとは思ってたんですけど、ないだろうなぁーって思ってたんで。嬉しいです！のんびりでもいいので、更新待ってます！ (2017年1月17日 15時) (レス) id: f600c03643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レープレ | 作者ホームページ：http://repure
作成日時：2016年12月17日 18時
