un cuoco curioso⑯ (ページ10)

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【高等部２年】675 ページ10

叡「Aお前なぁ…そんな軽く言うが実際は研修で半数以上落ちんだぞ。」

Aと葉山は自身が受け持つ講義で生徒がこれからのカリキュラムに合格出来るよう授業を行い余程のことが無ければ進級出来るというと叡山から怪訝な顔をされる。

『私たちの授業を取ってる生徒くらいの人数なら他の生徒を含めても足りますよ。』
タ「人数的には進級や合格の内に入れるが…いや、A達の授業は嫌でも味覚と嗅覚が鍛えられるしあり得るか。」
久「ほーんとAちんの授業が一年からあったら良かったのにねぇ～。」
紀「でもその分他の授業よりも厳しい判定で下手したら退学通知を出されるわよ。」
『一応時期に合わせて判定ラインを変えてるんで…馬鹿しなければ悪くてCですから。』

予選も終わり次の対戦カードも決まると話は選抜から今後のカリキュラム、そしてA達が持つ授業や生徒の話をのんびりとしていると田所が疲れた様な顔で漸く合流した。

田「はぁ…遅くなりましたぁ。」
紀「お疲れ様…何かあったの？」
ア「幸平クンは大丈夫なの？」
田「とりあえずは…何か考えてるのかな？最近ぼーっとすることが多くなって…。」
『あー…たしかにお盆の時もあったなぁ。』
葉「そういやあったな…最近寮で何かあったか？」
田「うーん、寮じゃないと思うから…あるとしたらBLUEかな？」
『えりなに負けて準優勝だったっけど…負けたくらいでそうなるもの？』
葉「なんかBLUEで優勝したら店を継ぐとかなんとかって城一郎さん言ってたよな。」
タ「でも普通に授業は出てるし原因が分からないなら様子見するしかないんじゃないか？」
『そうだね…とりあえず今は選抜だし創真はやる事ないからほっとこう。』

原因が分からずタクミの言う通り様子見するしかないA達は会議室を後にした。
一週間経ち秋の選抜の本選が始まるとAも会場で見ようと葉山と共に会場に足を運ぶ。

葉「一応講師席に潤がいるけど、Aは元帥として別席があるが…どうする？」
『ヤダ、潤さんの所が良い。』
葉「(だよなぁ…)一応特別観覧席だが…義父さんと義母さんもいるしえりなもいるぞ。」
『観覧席で良いよ。』
葉「(チョロかった…!!)俺も指示出し終わってるからついでに顔出すか…。」

特別観覧席で良いと即答したAに葉山はついでに顔を出そうとAと共に上階にある特別観覧席に向かう。

(IFちょこちょこ書いてるけど…葉山に会うまでが長そう…。)