un cuoco curioso⑯ (ページ31)

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【高等部２年】696 ページ31

葉「幸平の事だ、絶対勝つとか負けねぇって思った時点で勝てるな。」
『5-0で勝たないとだけどね。』

真凪から提示された想いの見える皿というお題は葉山からすれば良いお題であったが創真からすれば難しいと思っていた。
むしろAからすれば真凪が認めている時点で食戟をする必要はないだろうと思っていたが葉山が創真には完勝した上で認めさせると言った事で止めるのは野暮だと思い口を閉ざした。

講義が無い日はいつも通りゼミと十傑の仕事に充て２週間ほどが経過すると久々の講義で生き残った生徒を確認する。

『……うん、全員合格してて良かった。』
葉「実地研修お疲れ、よく生き残ったな。」
『実地で生き残ったから今日からは審査と課題のレベルを上げていくからね。…あぁ、後上級生からの研鑽の為の食戟を挑まれるから勝敗関係なしに相手の技術を盗んできな。』
葉「受ける受けないは挑まれた側にあるからな、相手が何が得意なのか調べた上で挑めよ。」
｢｢｢｢｢｢はい！｣｣｣｣｣｣

昨年A達にも来ていた研鑽の為の食戟について生徒に教え、授業を熟し予鈴が鳴るまで生徒と研修は話を聞いていると選抜で活躍した水鏡と英が突然思い出したように声を上げた。

英「あっそうだ…今朝紅葉狩りのチラシが入ってたんですけどこれって何ですか？」
葉「あぁ…それは選抜の本選に進んだ生徒に配られるんだ。」
『簡単に言うと現十傑との顔合わせだね。』
鏡「顔合わせ…A姉様は同席するんですか？」
『うーん…もう零席じゃないから行かないかな。』
葉「いやAも来てくれ。今年はえりながいないしあの幸平が一席だぞ？絶対ストッパーがいるから一緒に来てくれ。」

元帥になった事でAは十傑第零席では無くなったことで紅葉狩りには出ないと言うが葉山はストッパー二人がいないとなると確実に場が荒れると考えAに同席するようお願いすると嫌な顔はされずアッサリ了承された。

『良いよ。あ…なら今年は私がお茶とお茶菓子用意しようかな。』
葉「マジか！」
鏡「A姉様のスイーツ！」
英「やった！」
『他の子には別日に作って来るからね。』
｢｢｢｢｢わぁっ！｣｣｣｣｣
葉「(生徒に甘いAも可愛いな…)」

二人だけだと他が可哀そうだとAは紅葉狩りに参加できない生徒に別の日に作って来ると言うと他の生徒は喜び葉山は内心全く違うことを思っていた。

(あまりオリキャラ作りたくないけど作ったら楽なんだよなぁ。)