un cuoco curioso⑯ (ページ29)

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【高等部２年】694 ページ29

２票得たAとタクミが勝利するとアリス達は悔しがるが裏をかいたA達の作戦と品に今のペアと一緒に話し黒木場に至っては連戦を言いだし始めたがえりなによって却下された。

タ「絶対…特にアリスさんからクレームを言われる覚悟だったけどな。」
ア「２品だけとは言ってないのは分かっているから言わないわよっ。」
葉「でも意外と楽しかったな。」
え「そうね、気分転換にもなるしお互いの得意料理を合わせるは新しい皿を作るのに良いわね。」
黒「ぜってぇ次は勝つ‥‥!!!」
イ「今度は男女別でペアを決めても良いかもねー！」
新「それは良いな、丁度４人ずつだしA様とアリスお嬢と組んでみたいな。」

試合も終わったが調理台が置かれたステージの真ん中に集合すると居間の試合や今度食戟を行う時の案を出し合い、それも見ていたAと葉山の生徒や他の生徒達は新しい研鑽となる試合に影響され熱を上げていた。

ペアを交換しての食戟から暫く経つとAと葉山は授業が終わり質問しに来る生徒達の相手をしていたがふとAは思い出したように口を開く。

『そういえばもう少しで実地研修だけど案内は届いた？』
「はい、昨日届きましたが…実地研修って具体的に何をすれば良いんですか？」
『うーん…飲食店か企業かによるけど、まず飲食店で星付きなら自分の品をメニューに残す。企業だったら商品開発や新商品の案を出して決まれば合格。』
葉「Aは両方行ったけど、俺は最初学校の給食室だったが残り物が多いって事でそこの改善で合格した。基本的に店・企業・公共施設で改善の余地があると判断したら臆せず改善案を投げてみろ。」
『要は目に見える実績を残す事が課題だね。』
｢｢｢｢｢目に見える…実績……。｣｣｣｣｣
『まぁ…実際は当てられた研修先にいかないと何とも言えないけど。あ、私の最初の研修先で落ちた奴は与えられた仕事以外しないでSNSで愚痴を呟いたり友達に自慢したり…前に退学にしたクズは親の権力での脅しと当てられたペアの案を盗作だったけど絶対やらない様に。』
｢｢｢｢｢はいっ!!｣｣｣｣｣

今Aの生徒になった一年は進級前に行われた食戟を知っている為各々遠月の生徒だから驕ることなく真面目に受けようと話し合い、それを見たAはあまり情報を与えすぎるのは贔屓かと思いつつも更に助言を加える。

『あとお店への出勤時間の10分から5分前には着いておくこと。』
「10分から5分ですか？」

(葉山の食戟何にしようかな…。)