un cuoco curioso⑯ (ページ20)

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【高等部２年】685 ページ20

やはり入手は出来ても質の良いものを確保出来ないのかAは水戸と吉野の名前を出し自分でルートを確保するよう言うと水鏡は頷き、Aと葉山は解決した事で授業を始める。
そして決勝戦の日は授業が終わってから真っ先に会場に向かわず生徒達は調理室を借りたり図書室でレシピや調理法を調べたりと夜まで時間を潰していた。

『夜まで結構あるけど…どうする？』
葉「こっちも余裕があるからなぁ、会議室か執務室行くか？」
『じゃあ仕事片してからえりなの所に行こうよ、シャッフル戦の日にちとアキラと創真の食戟も決めなきゃ。』
葉「そうだな。」

授業後の職員室での事務作業を終わらせAと葉山は決勝が行われる時間まで時間を潰そうと十傑に与えられた執務室に向かい少し溜まった書類を片す。

『…そんなに量が無いからすぐだったね。』
葉「今だけだろ、選抜が終わったらまたドカッと来るぞ…。」
『手伝ってあげるから頑張って。』

選抜中だからこそ仕事は少ないが終ればまた以前の様に仕事が増えるだろうと葉山は肩を落としAは手伝いと言いながらえりなの執務室に入る。

え「二人共どうしたの？」
『決勝まで暇だったから、アキラの仕事片してついでにシャッフル戦とアキラの食戟の日取りを決めようかって。』
え「そうね…緋沙子、いつが空いてるかしら？」
新「選抜の五日後でしたら勝負の時間が取れます。」
『じゃあその日だね、アリス達に連絡しとく。』
葉「あと幸平との食戟だが、俺は生徒が実地研修に行ってる時は授業ねぇからその辺の日取りが良いが。」
え「そうね…確かに良いと思うしお母様達も問題無いけど良いの？」
『…絶対ウチの生徒が見たかったって言って来るよ。』
葉「たしかに…でも研修明けは上級生が食戟を挑んでくるから余計会場が取れねぇんじゃないか？」
新「葉山も幸平も十傑なんだから月天の間があるだろう。」
『そうだ…十傑の食戟は全部月天の間だったね。』
え「会場は問題無いわね、日取りは…紅葉狩りの前はどうかしら。」
葉「どうせ一回じゃ終わんねぇし、最初の試合は紅葉狩りの二日前にするか。」
新「その日取りだと…レオノーラ殿と宗衛殿は帰国しているから審査員にえりな様とアリスお嬢が入るな。」
ア「なら帰国を延長すればいいじゃない♪」
『うわっ！…ビックリした。』
葉「ビビった…いつの間に来たんだよ。」
ア「丁度さっきよ、それに一回目の試合の審査をしたいってお父様達も言ってるし延長してもらいましょ♪」