un cuoco curioso⑯ (ページ17)

今日:42 hit、昨日:10 hit、合計:4,063 hit

【高等部２年】682 ページ17

堂「あぁ。Aくんが元帥就任後に各部門に通達が来たからな。」
『えぇぇ…嘘でしょ。』
葉「てことは来年の選抜で審査員に使えるな。」

堂島達からAが教育部門のトップであることを初めて知ったAはそんな役職だったのかと面倒くさそうにしていた。

堂「各部門が持ち回りで毎年出ているからな、そのうちAくんにも来るだろう。」
関「それに葉山も卒業したら卒業生として審査員に呼ばれるな。」
葉「そうだった…。」
ﾄﾞ「スケジュールが空いてる卒業生や興味本位で参加する人が大半だから、無理矢理呼ばれる事は無いよ。」
『そっか…アキラはそれで逃げられるのか。』
葉「逃げられるって…。」
堂「まぁ葉山は準決勝までの審査だがAくんは当然決勝の審査もあるぞ。」
『流石に準決勝からは…無理。』
葉「時間置いたとしてもなぁ…Aの胃袋的にはキツイな。」

審査は良いが流石に連続は無理だとAも葉山も揃って頷き合う。

ア「失礼します堂島さん。あらっAと葉山クンがいるなんてどうしたの？」
堂「む、そろそろ入場か。」
『堂島さん達が審査員だから顔出しにね。』
葉「アリスが迎えに来たし俺等も戻るか。では、審査の方は宜しくお願いします。」
ﾄﾞ「あぁ！またね二人共。」
関「ではな。」

アリスが堂島達を迎えに来た事で葉山は本部に戻りAは特別観覧席に入り薊達と合流し準決勝の試合を眺める。

薊「堂島先輩が審査員か…。」
『去年も審査員だったよ、それとさっき聞いたけど私は教育部門のトップだから決勝の審査に出れるって。』
真「元帥だったか？Aの役職は。」
『うん、主に教育関係って話しだったけど…遠月の教育部門のトップとは聞いて無いよ。』
宗「えりなからは聞いて無いが通達が来た時には驚いたな。」
レ「えぇ、Aチャンと一緒に審査に出れると思ってマシタ。けど知らなかったのネ…。」
『さっき聞いたから。…で、それを言ってこなかった馬鹿姉は？』
薊「少し遅れるらしいが…怒らないであげてくれないか？」
『善処はする。』

怒らない事を断言しないAにえりなが言わなかったのも悪いと擁護出来ずせめてBLUEの時の様な怒り方だけはしない様宥め調理が始まった会場を見下ろす。

ア「ただいま♪」
え「ただいま戻りました。」
『…えりな、私が教育部門のトップだって聞いて無いけど。』
え「教育部門のトップ…あぁ!!そうだわ、言うのをすっかり忘れていたわ!!」

(これ位だとほっぺは千切らない。)