un cuoco curioso⑭ (ページ28)

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【高等部2年】623 ページ28

葉「ひな鳥の風味を強くさせるには良いが…それよりアイツ、人の道具を何ともなく使いこなしてるぞ。」
『サージェさんのC･C･ナイフも自在に使ってたね、人の道具をすぐに使いこなせる"異能"？』
葉「あり得そうだな…。」

朝陽の調理で使われる道具と調理工程に怪訝な顔をしながら朝陽の異能について話すが、それを知る者がいない為仮説までで考えるのを止めると審査の結果が出された。

葉「元一席の司さんが負けた…。」
『創真でも卒業するまでの食戟で負けてたのに…それより上って事かぁ。』
葉「っ!?アイツ司さんのグレーターを持ってったぞ！」
『道具を賭けてたの？というか…相手の持ち技を増やさないでよクソモヤシ…！』
葉「それは同感だがクソは止めとけ？(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ)」
『(ﾑｽｯ)…。』

司が負けた事でグレーターが朝陽の手に渡るとAは朝陽の異能は定かではないが武器を増やした事に怒り葉山はそんなAを宥めようとしていたが次の試合に場面が切り替わった。

『何あのオカマの量…怖っ。』
葉「夢に出てきたらすげぇ怖いぞこれ…。」
『タクミの試合は…団体戦だって。だからあんなにオカマいるの？』
葉「タクミの方はイサミだろうけどいねぇな？」
『イサミも応援で会場に行ってるけど…もう調理始まってるし。』
葉「シェイカー？…スゲェ顔でシェーカー振ってるな。」
『ヘルトさんがどんだけ綺麗なオカマだったか分かるね…。あ、創真と田所だ。』
葉「イサミに何かあったみたいだな…相手がノワールって事を忘れてたな。」
『そうだった…でもWGOはOKしてるみたいだし良かった。』

タクミならイサミをパートナーにすると思っていたが調理が始まっても来ない事に何かあったと分かるが創真が調理台に入ったことで試合自体は問題なく出来ると安堵するが別の問題があった。

『……イサミが電話に出ない。』
葉「こっちも既読つかねぇ…。」
『どうしよ…とりあえず他に誰か会場に居ないかな？』
葉「たしか…水戸が前にBLUEで使う肉を卸しに行くって言ってなかったか？」
『そうだ…水戸に連絡してみよう。』

以前水戸とBLUEの話をした時に水戸から肉を卸しに会場に行くと言っていた事を覚えていた葉山が言うとAは水戸に電話を掛け始めた。

水《どうしたんだA？》
『今タクミが試合してるんだけど、団体戦のお題でイサミが来なくて…。』
水《なんかあったのか!?今丁度中華研と一緒に来てた久我先輩と一緒だからこっちで探してみるな！》

(水戸便利)