un cuoco curioso⑭ (ページ3)

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【高等部2年】598 ページ3

葉「いいな？初期配置は指示した通りだ。まずキッチンの方では、現場を知ってるあいつらにたっぷり暴れてもらう。」

本来ではありえない三角形に配置された調理台には創真・タクミ・黒木場が入り、タクミが入った調理台の隣に配置された調理台にはAが入った。

創「へへ―…こりゃあ中々ゴキゲンあ調理場だな…！やるぜお前らっ!!Aも頼んだっ！」
黒タ「「おう!!!」」
『ＯＫ、遠慮なく全力でサポートするよ。』
え《ただ今より期末試験…最終日!!営業スタートです!!!》

えりなの試験開始を皮切りにAは下準備、創真達は既に用意された食材で調理を始めるとAの宣伝により来た客から早速品を提供していく。

一方で一般生徒より酷な課題を与えられ心配で見に来ていた榊と吉野と水戸は十傑の海の家を見て驚くがそれ以前に周囲が気になっていた。

水「なぁ、そこら中に私服の人もいるけど…。」
榊「全員十傑の海の家を見てるわね？」
吉「写真も撮ってるみたいだね～、昨日そんな事あった？」
榊「私は厨房にいたし見てないわよ？」
水「アタシも見てねぇよ。」

見て分かる様に十傑の海の家の開店を待つ客に首を傾げる３人だったが、それは試験開始と同時に答えが分かった。

え《ただ今より期末試験…最終日!!営業スタートです!!!》
「やった！早く並ぼう!!」
「行こう行こう！早く生のニコイチ拝みたい～!!」
ア「お食事処じゅっけつ！ただ今より開店で～す!!Aの呟きで来てくださった方々、今ならAも忙しくないですよ～！」
吉「なんだその呼び込み!」
ア「(あら、肉魅ちゃん達…)Aオススメの海の家はあそこの彼女たちを目印にしてくださ～い♪」
水「目印ってなんだ!…あ？今オススメって言ったか？」
榊「Aが呟いてたって……あぁ!!昨日来た時よ！」
吉「昨日オススメは？って聞いてたわ!!てゆーか写真も撮ってたじゃん!?」
「あのっ、A様がオススメしてて気になって来たんですけどお店何処ですか？」
吉「え？Aのオススメ？」
「昨日海の家での一日出店の後にオススメって呟いてて…ほら！」
水「AのSNS？」
吉「写真撮ってたのってこれの為か!!…姐ちゃん強いわ。」
「姐ちゃん？あ、ビールがあれば良いけどあるかな？」
吉「(Aマジで神)燻製にビールは最強でっせ！」
榊「(ありがとうA…！試験が無事に終わったら悠姫に土下座させるわ…！)ご案内します！」
水「(今度良い肉送ろう！)美味いのは保証するぜ！」

(プチ閑話)