【日プ１】produce101Japan BOYS and GIRLS【JO1】 (ページ12)

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10話ページ12

クラス別の練習室に移動する。

女子練習生のAクラスは私とあとはもう一人、桜井朱那ちゃんしかいない。だから練習室に向かうとき、必然と二人で話しながら向かうことになった。

「Aさん、本当にカッコよかったです！素敵でした！」
『そう？ありがとね、朱那ちゃんもすごく綺麗だったよ。私はあんなに上手に歌えないから尊敬しちゃうなー。』
「えへっ、照れちゃうなあ…。でもAさんはダンス凄かったじゃないですか。あんなにカッコよく踊ってる人、あまり見ないからびっくりしたんですよ〜！』
「えぇ〜ほんとに？んふふ、嬉しい。』

練習室に向かっているうちにすごく仲良くなった。朱那は上下関係に厳しい環境にいたからか敬語は取れなかったけど、私のことを頼りになるからA姉さんって呼びたいと言ってくれて、私は呼び捨てで朱那と呼ぶようになった。
ん〜、やっぱり可愛い。関わった子はこぞって皆可愛いから私がただのキモオタになりそうで怖い。

『失礼します。』
「失礼しまーす。」

二人で練習室に入ると先に移動していた男子練習生が一斉にこちらを向いてきてび驚いた。と、蓮くんが手招きして私たちのことを呼んでくれた。

「Aちゃんと桜井ちゃん。これから自己紹介するところやけん、こっちおいで！」
『蓮くんありがとう。朱那行こう？』
「はい。…私ちょっと緊張してるからA姉さん隣いてくださいね？」

袖をちょこっと引っ張ってこそっという朱那が可愛くてたまらなかった。