額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ49)

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私達は急いで闇の魔術に対する防衛術の教室に飛び込んだ

ハ｢すみません､ルーピン先生｡僕達＿＿＿＿＿＿｣

『うわぁ…』

教壇の机から顔をあげたのはルーピン先生ではなく､スネイプだった｡そして私は思わず心の声が出た

ス｢授業は10分前に始まっているぞ｡ポッター､スリザリン｡グリフィンドールは20点減点とする､座りたまえ｣

ハリーは動かずスネイプに聞いた

ハ｢ルーピン先生は？｣

ス｢今日は気分が悪く教えられないとの事だ､座りたまえ｣

私は見逃さなかったスネイプの口元が歪んだ笑いになったことを

『ハリー､もう座ろうよきっと減点してくる』

ハリーは私の言葉に頷き､私とハリーは隣同士になる席を選んで座った

ス｢ルーピン先生は全く授業の記録を残していない｣

ハー｢先生､次やる予定は＿＿＿｣

ス｢黙りなさい､教えて欲しいなど言ってない｡我輩はただルーピン先生のだらしなさを指摘しただけだ｣

ディー｢ルーピン先生はこれまでの闇の魔術に対する防衛術の中で1番いい先生です!｣

ディーンは勇敢な発言で教室内はザワついた｡その時スネイプの顔は一層恐ろしくなった

あぁ秘密の部屋の件の時の不器用な優しさを見せたスネイプが恋しいよ

ス｢黙りなさい､今日習うのはワーウルフ(人狼)だ｣

スネイプは教科書の1番後ろを開けて言った

ス｢諸君394ページを開きたまえ､今すぐにだ！｣

スネイプに一喝されてグリフィンドールのみんなは渋々教科書を開いた

ス｢ワーウルフと狼を見分けられるものはいるかね？｣

みんながシーンと静まり返っている中いつものようにハーマイオニーは手を挙げていた

ス｢誰かいるかね？｣

絶対ハーマイオニーが見えているのに無視して話を続ける性格の悪さ…

『本当にどうかしてるよ…』

ハ｢言えてる｣

シェー｢あんなのが先生なんて最悪だよ｣

ディー｢本当贔屓しかしない｣

私達は静かに不平不満を口にしていた

ス｢諸君はまだ区別がついていないのかね？全くルーピン先生は＿＿＿＿＿＿｣

パ｢お話したはずです､私達はまだ習って＿＿＿｣

ス｢黙れ！｣

ディーンに続いて勇敢にパーバディは言ったがスネイプに一喝されてしまった

セ「狼人間と人狼の違いを分かるものは…」

ハー「先生」

私はハーマイオニーに目を向けた。

ハー「狼人間の鼻面は───」

セ「鼻持ちならない知ったかぶりだ。グリフィンドール五点減点にする」

流石に嫌悪感が募った