額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ42)

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ドキドキとしながら書類を終わらせようとしているマクゴナガル先生に近づいた

マ｢なんですか？ポッター､スリザリン｣

ハリーは私をチラッと見て深く息を吸って言った

ハ｢あの＿＿＿署名をするのを忘れました｣

マクゴナガル先生は四角いメガネ越しに私達をじっと見つめたけど何も言わなかった

ハ｢それでダメでしょうか？僕とAがホグズミードに行っても｣

マクゴナガル先生は下を向いて､また書類を整理し始めた

マ｢ダメです､許可証にサインがないとホグズミードには行けませんそれが規則です｣

私はハリーを連れて教室を出ようとした｡やっぱりダメだった

先生は向き直り､不思議な表情を浮かべて私とハリーを見た

哀れみだろうか？

ロンは私とハリーがマクゴナガル先生から帰ってきた時の落胆ぶりを見て言った

ロ｢やっぱりダメだった?｣

『うん､保護者じゃないとダメなんだって』

私がぶっきらぼうに言うとハーマイオニーはこれで良かったのよ､という顔をしたのでロンがまた怒った

帰り道、ロンがマクゴナガル先生に対して罵詈雑言の限りを尽くしたので、ハーマイオニーは嫌がった。

ハ｢でもAと2人で楽しむから､ロン達も2人で楽しんできなよ｣

ハリーがそういうと2人は黙って､クルックシャンクス事件を水に流したように言った

ロ「いっぱい買ってくるよ！」

ハー「宴会で、たくさん話しましょう！」

ハリーは曖昧に頷いた。私も行けないのは悔しいが、ここでそう落ち込んで迷惑をかけてもいけない。

ハロウィンの日のご馳走はとても美味しいけど皆と一緒にホグズミードで１日を過ごした後に食べるご馳走の方がもっと美味しいんだろうな

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数日後､ハロウィンの朝が来た｡皆この日を待ち望んでいたかのようにウキウキしてる

だってやっとホグズミードに行けるんだから､クィディッチ･シーズンの夜間練習でホグズミードの事は忘れるけど夜間練習が終われば『はぁ』とため息をついていた

私とハリーはなるべく普段通りを装った､皆励ましてくれたし色々買ってくると約束してくれた

ハー｢ハニーディークスからお菓子を沢山持ってくるわ｣

ロ｢たくさん｣

『ありがとう､嬉しいよ』

ハ｢僕達の事は気にしないで､楽しんできてよ｣

雪が降ってる中､戸惑っている2人に私は満面の笑みで言った

『パーティで会おう､楽しんでね！』

私達は玄関ホールで2人が見えなくなるまでずっと手を振った