額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ32)

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ハリーが何か呟いた気がするが今はそれどころじゃない！

好きな人に後ろから落ちないように抱きついてるんだから！こんなに心臓が止まるものは無いよ

ハーマイオニーを見るとニヤリと口角をあげていた｡恥ずかしい!

ハグリッドは私とハリーが乗るのを確認する前触れもなくバックビークのお尻を叩いた

ハグ｢そーれ行け！｣

その声でバックビークは走り出す､空へ飛び立った時は感動だったが箒よりも快適とは言えなかった

『ハリー!うぅ』

ハ｢A!前を見てよ､綺麗だ｣

ハリーに促されて振り落とされそうになりながらもハリーをしっかりつかみ前を見る

『これは…』

目の前には、綺麗な景色が広がっていた､なんて言えば良いんだろう?言葉に表せれないほど？いやきっとそれ以上だ

ハ｢おおぉぉ！Aすごいや！｣

ハリーは興奮しているのか目を見開いて体でそれを表現していた

私は口元を緩めて､景色を眺めた

いつまで続くのだろうね

私たちが降り立つと、皆は歓声をあげた。

『どうやらドラコ達は違うけど』

ハ｢ほんとだ｣

ロ｢気にすんなよ､あいつら羨ましがってるだけだから｣

ロンはちょっとニヤリと笑っていたから､私はロンをﾍﾟﾁｯと叩いた｡意地悪め

その後、生徒達は放牧場のあちこちでおずおずとお辞儀を始めた。

ドラコは私とハリーが乗ったバックビークにおじぎをしているようで、尊大な態度で嘴を撫でている。

このまま何も無いといいけど…

私はずっとドラコを見た､まぁ怪我しても私の知っちゃことじゃないけど｡ハグリッドが悲しむのは見たくないな

だってハグリッドは秘密の部屋の件でやっと汚名返上ができて授業も持てるのだから

ハー｢どうしたの？Aマルフォイの方ばかり見て｣

『うーん？いやなにか起こしそうだと思って､』

私は放牧場の柵に腰掛けて言った

ロ｢彼奴いつも侮辱してるから、怪我しちまうぜ､勿論Aは助けないよね？そしたらAが怪我しちゃうよ｣

『うん＿＿＿何もしないさ』

ホグワーツで嫌いな生徒＿＿＿人の事は考えないし大切な友達を侮辱するし臆病だしいつも威張ってる

だけど人を愛する心は持ち合わせてるみたいだ､噂によるとパンジーと恋人だとか…

まぁ見ればよくわかる､少しだけ嫌いじゃなくなった

『あんな風にできたならなー』

ハー｢何か言った？A｣

『いや言ってないよ』

あんな風に愛を確かめられたらどんなに幸せなんだろう？