額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ31)

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ハリーside

僕はハグリッドを侮辱したマルフォイが許せなくって言ったんだ…するとマルフォイに痺れを切らしたのかAは僕の袖を掴んでマルフォイから引き離してくれた

Aが掴んでくれたのが袖なのがちょっと寂しかった｡前までは手を繋いでくれてたのに

もしかして友達としての家族としての線引きをされているのかな

それは嫌だな……

ヒッポグリフと紹介された生き物はとても綺麗で見入っていた

ハグ｢どうだ綺麗だろう？｣

｢『うん!とっても綺麗だ！』｣

ヒッポグリフはギラギラとさせていて目を引くものがあった､でも隣にいたAの好奇心いっぱいの目に勝るものは無い

誰が1番にやる？っとハグリッドが言うとみんな後退りをしていたが僕達2人は後退りをしなかった

そのおかげでAとすることになったんだからこんなに嬉しいことはない

目をそらさずに合わせるバックビークのギラギラとした目は僕の心を見透かすようだった

ハグ｢いいぞ！ゆっくりお辞儀だ｣

僕はローブの中で手を繋いだ｡理由はなかったけど傍に感じたかったから

嬉しいことにAは指を絡めさしてきた｡これは友達の延長線?なのかそれとも僕のことを好きでやってる？のかは分からない

ゆっくり顔をあげると綺麗なバックビークは前脚を折り曲げてお辞儀している

ハグ｢いいぞ！触って｣

ハ｢A!｣

『やったね』

彼女は無邪気な笑顔を僕に向けた､手を繋いだままバックビークに近づくとみんな手を繋いでいるのに気がついたのかコソコソと話してる

『綺麗…』

周りから拍手が起こる

ハ｢すごいや｣

感嘆の声を漏らした､その時ハグリッドは予想外のことを言った

ハグ「よーしそんじゃ、こいつはおまえさん達を背中に乗せてくれると思うぞ」

｢『えっ？ハグリッド遠慮しとく！』｣

箒に乗るのはなれてるけど､バックビークを乗りこなすのは自信が無い!

ハグ｢大丈夫だ！｣

そう言ってはハグリッドは僕とAをバックビークに乗せる

ロンとハーマイオニーはずっと心配そうな顔をして見ている…それを見ると何だか不安にかられる

僕は1番前に乗り､僕に手を回し抱きつく形でAは乗ってる

『ごめんねハリー!嫌かもしれないけど』

ハ｢全然嫌じゃないよ！心配しないでA｣

僕は逆に嬉しいなんて言えなかった､どうやら僕は恋に臆病みたいだ

ハ｢僕は君が＿＿＿｣

小さく呟いた…きっと言っても無駄だから