額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ11)

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｢『うわぁ！』｣

バスのスピードの速さに体は耐えきれず私とハリーは後ろのベッドに倒れる＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿目を開けると鼻と鼻が触れ合う近さでハリーがいた…言わばベッドドン？私は顔を赤くさせた……どうやらハリーもみたいだ

スタン｢ハッ､仲がいい兄弟だな｣

鼻で笑って私たちを車掌は見た…本当に兄弟と思ってるのかな？バスのスピードは遅まることを知らずベッドはガチャガチャと横や前後に動く

車掌はどんだけ体幹いいんだよ！

スタン｢どこまで行きてぇんだ？｣

ハリーはハッと戻ったようにしてベッドに座り直し､息をつまらせながら言った

ハ｢＿＿＿漏れ鍋って店！ロン＿＿＿ドンにある!｣

私は必死にベッドに掴まりながら聞いた

『マグルに＿＿＿見られないの？』

スタン｢マグル!｣

蔑んだような声を出して言った

スタン｢あいつらなんーも見ちゃいねーし聞いてもね｡何一つ気づいちゃいない｣

するとバスは急ブレーキをかけて､私とハリーは前の方に放り投げられガラスに顔を押し付けられた

どこかのおばあちゃんが通るとまた動き出し私はベッドに投げられたようになった

スタンが私達を横目に日刊預言者新聞を読み始めた

ハ｢それ＿＿＿誰？｣

スタンは顔を歪めて何で知らないんだ？という感じで言った

スタン｢それ誰だって？シリウス・ブラックに決まってんだろ｣

『シリウス・ブラック!?』

何日か前マグルのニュースで見た人だ…魔法界の人だったんだ｡シリウス・ブラックと教えられた人は新聞の中で叫んでいる写真がはられていた

スタン｢そうだ､おっかない殺人犯さ…アズカバンの牢獄にぶち込まれてた｣

私とハリーは顔を見合わせて聞いた

｢『どうやって抜け出したの？』｣

スタン｢そこが分かんねーんだよ､しかも奴は例のあの人の子分なんだよ聞いたことあるだろ？｣

車掌は神妙な顔をして私たちを見つめて言った…例のあの人の子分…私はヴォルデモートとと言いそうになるのを抑える

『うん…』

ハ｢あぁ聞いたことあるよ…｣

私とハリーもどこか遠くを見つめて言った…昨学期は大変だったし1年､2年とヴォルデモートが絡んでた

スタン｢そして真昼間マグルの前で呪文を唱えて道を吹き飛ばした…それでマグル12人と魔法使い1人が亡くなった｣

漏れ鍋についたのかまたバスが急ブレーキをかけて私達はまたバスのガラスに顔を押し付けた

スタン｢どうぞ漏れ鍋へ｣