額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ23)

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ルーピン先生がそういうと私達は一斉にルーピン先生を見つめた｡すると彼はするりと立ち上がった

ルー｢さてと､運転士に話してくる｡失礼＿＿＿｣

ルーピン先生が通路に出ていくと固まっていたロンが話し出した

ロ｢大丈夫？2人とも｣

『あ､うん大丈夫…それで何が起こってたの？』

私はグラグラする頭を抑えて､心配そうにする2人に聞いた

ハー｢ディメンターがきてハリーとAを吸い出したのそしたらルーピン先生が“シリウス・ブラックをマントの下に隠している者はいない”って言ったけど動かなくて｣

ハ｢それで？｣

ロ｢ブツブツ唱え始めて追い払ったんだよ｣

するとハリーは体をさすって言った

ハ｢ねぇディメンターが入ってきた時､凄く寒くなかった？｣

ハー｢寒かったわ…それと恐ろしい気持ちになった｣

ロ｢それに＿＿＿＿＿＿｣

私はこの感じがいつまでも続くのがとても嫌だから静かに口を開いた

『この話はホグワーツに着いてからしよう…』

皆､頷くとルーピン先生が運転士と話が終わったのか戻ってきて､ふと笑った

ルー｢おやおや､チョコレートに毒なんて入ってないよ｣

そう言われて一口かじると体にたちまち暖かさが戻ってきた

ハリーも同じなのか私の顔を見て微笑んだ

ルー｢大丈夫かい？ハリー A｣

なぜ私たちを知っているのか聞くのをやめて返事をした｡私とハリーは魔法界では知らない人はいない事を思い出したから

ハ｢大丈夫です先生｣

ルー｢それは良かった｡後数十分でホグワーツに着くみたいだよ｣

しばらく気まずい雰囲気が流れたがルーピン先生は私とハリーを交互に見ていた

？｢イッチ年生はこっちだ！｣

懐かしい声が聞こえて私はいつもの調子でクスクス笑って言った

『みんなどうしたの？そんなに静かにしちゃって､ロンらしくないなー』

ロ｢何だってA､あんなのに会えば誰だってそうなるよ！｣

『お腹すいてたんじゃないの？』

ロ｢それは＿＿＿そうだけどさ！｣

するとコパートメント内はワッと笑いが起きた｡どうやらみんな調子を取り戻したみたいだ

ルー｢君はどうやら元気を取り戻したみたいだね｣

『はい!先生』

そして私達は先生と馬車に乗った

ホグワーツに着くとスリザリン生から声が聞こえた

ド｢汽車で気絶したんだって？ポッター｣

青い目が意地悪く光っていた

ロ｢失せろマルフォイ｣

『やめなよマルフォイ､君に構ってられない』