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ダ｢連中は、貴方の多大なる才能を、恐喝、拷問、殺人に振り向けさせたいと欲するのではないかのう
連中が、まだ勧誘しに来ておらんというのは、本当かね？｣
スラグホーンは、一瞬ダンブルドアを邪悪な目つきで見ながら、呟く。その目はやけに人間臭く感じる。
ホ｢奴らに、そういう機会を与えなかった。一年間、居場所を変え続けていたんだ。同じ場所に、一週間以上とどまったためしがない。
マグルの家を転々とした……この家の主は休暇でカナリア諸島でね。とても居心地がよかったから去るのは残念だ。
やり方を一度飲み込めば至極簡単だよ。 マグルが"
単純な凍結呪文をかけること、ピアノを運び込むとき近所の者に絶対見つからないようにすること、これだけでいい｣
ダ｢巧みなものじゃ。しかし、静かな生活を求める年寄りにしては、大層疲れる生き方に聞こえるがのう。さて、ホグワーツに戻れば────｣
ホ｢あの厄介な学校に居れば、私の生活はもっと平和になるとでも言い聞かせるつもりなら、アルバス、言うだけ無駄だ！
たとえ、隠れ住んでいても、ドローレス・アンブリッジが去ってから、おかしな噂が私のところにいくつか届いているぞ！貴方がこの頃、教師にそういう仕打ちをしているなら────｣
「アンブリッジ先生は、ケンタウルスの群れと面倒を起こしたのじゃ」と、ダンブルドアが落ち着き払った声を出す。
その声は丁度こんな夜中に私とハリーが怒りを顕にした時に、発したダンブルドアの声と同じだった。
ダ｢貴方なら、ホラス、間違っても禁じられた森にずかずか踏み入って、怒ったケンタウルス達を"汚らわしい半獣"呼ばわりするようなことはあるまい｣
ホ｢そんなことをしたのか？あの女は？愚かしい女め。元々あいつは好かん｣
ハリーは、クスクスと笑いを押し殺し、それに私は口角を上げる。
ダンブルドアが突然と立ち上がり、スラグホーンは、嬉しそうな顔でダンブルドアを見つめる。
ダ｢洗面所を拝借したいが｣
ホ｢ああ、廊下の左手二番目｣
スラグホーンは、失望しきったように声を落として、ダンブルドアは、部屋を横切り出ていく。
背後で扉が閉まると、とても落ち着かない沈黙が私達3人に訪れた。
しばらくして、スラグホーンが立ち上がりましたが、どうしてよいのかわからない様子でウロウロと歩き回っていた。
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2021年3月22日 20時
