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ＮＯ side
宇｢ねぇ、新しく来た子遊びがいがありそう。リスみたいに口いっぱいに頬張っちゃって···｣
尾｢お前と話したくなかったんだろ｣
するとカチンと来た宇佐美は尾形を殴り、尾形も殴り返し、月島軍曹に怒られる羽目になっていた。
────────
『はぁ、良かった。何とか切り抜けれて────』
？｢何から切り抜けれたのかな？｣
『いや、それが狂信的な親衛隊だろう人か···ら、、』
振り向くとそこにはにっこりと笑った鶴見中尉殿が僕を見下ろしていた。
『ひぇ』
鶴｢────うんうん、若い子は可愛くていいね。もっと欲しくなる｣
そういうや否や僕の頭をヨシヨシとしだす。もしや子供だと思われてるのでは？いや、可能性がありすぎる。
それにまだ警戒してるに違いないし、僕の隙をつくつもりだとか？
鶴｢そういえば、A君は、狙撃手だったね？ここにもいい狙撃手がいてね、尾形百之助と言うんだが、君と気が合いそうだね｣
すると鶴見中尉は僕の持っている三八式歩兵銃を指さしながら言う。
鶴｢尾形君も全く同じ銃を大事にしててね。狙撃場に行けばいるかもしれないね。彼は猫みたいな子だから｣
そう怖い怖い笑みを浮かべてはまた僕の頭を撫でてふらりふらりとどこかに行く。
『月島軍曹は、鶴見中尉殿に呼ばれているなんて言ったけど、本当にそうだろうか？』
なんて言うか、呼ぶほどのことじゃないような？月島軍曹が助け舟を出してくれたとか？
いやいや、僕はそこまで親しくないし···
どうせ今日もやることないし、狙撃場に行くか。
三八式歩兵銃を構えて、500m先の的に試しに当ててみる。
銃声が鳴り響き、銃を下ろし的を見るとちゃんと的の真ん中に弾が当たっていた。
『まだ腕が訛ってないようで良かった。もう結構撃ってなかったし···』
第一師団の時は毎日のように鴨鍋をして軍曹にこれ以上鴨を減らさないでくださいと言われたのが記憶に真新しい。
『懐かしいなぁ···』
？｢お前か？新しく来た上等兵って奴は？｣
そんな声に振り向くと死んだ魚の目みたいな人に僕は見つめられていた。
『失礼を承知で聞くんですけど、生きてますか？』
？｢うるせえ、生きてなかったら喋れもしねぇーよ。いい腕だな｣
端的に且つ抑揚のない声は、僕の好奇心をくすぐった。
『名前はなんて言いますか？僕は、二条Aです』
尾｢尾形百之助。｣
うわぁ、本当に猫みたいだなこの人。僕は三八式歩兵銃を肩にかけ笑いかける。
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プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は尾形百之助オチですか？できれば尾形百之助オチでお願い出来ますか？あと尾形百之助を死なないで欲しいです。お願いします🙏続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年12月14日 5時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
霧雨 - すごく好みです！ (2020年12月12日 12時) (レス) id: edd0868c2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年11月22日 22時
