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『そうでしたか』
前頭葉が弾け飛んだというのに凄い生命力だなぁ。こりゃ、心臓を撃っても死なないんじゃないか？
鶴｢あ、そうそう。お父上は元気でしたかな？｣
ん？父上？え、誰？────え、ちょっと待て、あのお酒で飲んだくれてた二条のおじさん？
あの人ちゃんとした地位にいる人だったの？
『ええ、元気だと思いますよ。それにしても父をご存知なのですか？』
鶴｢知っているとも、色々一緒に戦う機会があってね。｣
へぇ、おじさんってそんな地位の高い人だったなんて驚きだな。
そう思っていると扉からノックがする。
鶴｢入れ。｣
？｢失礼します｣
鶴見中尉の許しをもらい小柄な男性が入ってくる。何かを報告しに来たわけでも無さそうで、扉の前に立っている。
なんだなんだ？僕の見張り役か？
鶴｢彼は月島軍曹だ。今日から君の付き添いになる者だが···｣
『鶴見中尉殿、僕は上等兵です。ご意向は嬉しいですが上等兵に軍曹を付き添わせるのは少し勿体ないかと···困ったことがあれば頼りますので』
自分でも上手く言いくるめたと思っていると、案外あっさりと鶴見中尉殿は｢そうだね｣と返事をした。
でもまぁ、見張り役を付けられなくて一件落着だな。でも、きっと監視はされるだろうから気が気じゃないな。
だからこそ東京第一師団は上等兵である僕を行かせたんだな。少尉であれば、軍曹がつけられるのは目に見えてるから。
それにしても、相手も警戒しているに違いない。中央に近い第一師団からの異動なんて、怪しすぎるし。
鶴見中尉は団子に手にかけており、もう話は終いの様だ。
鶴「仕事については月島軍曹に聞いてくれ。今日は兵舎の案内をしてもらえ。」
『わかりました。』
『失礼します』と月島軍曹と共に部屋を出る。
月｢ついてきてください。｣
扉を閉めるや否や、月島軍曹は足早に先に歩き出す。すれ違う兵たちは僕を凝視するばかりだ。
それを無視して、僕の部屋、ここが資料室、ここが食堂、と機械の如く説明していく月島軍曹に僕はただ話を聞いていた。
最後に馬小屋の場所を教えられて案内は終了したようで、月島軍曹は私を振り返り見てくる。
月「質問はありませんか？」
『いいえ、ありません。ありがとうございます』
月｢そうですか、鶴見中尉からまだ来たばっかりなのでこの1週間はゆっくりなさってくださいとの事です。｣
ウンウン、1週間の僕の様子を監視するって公言してるようなものじゃないか。
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プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は尾形百之助オチですか？できれば尾形百之助オチでお願い出来ますか？あと尾形百之助を死なないで欲しいです。お願いします🙏続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年12月14日 5時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
霧雨 - すごく好みです！ (2020年12月12日 12時) (レス) id: edd0868c2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年11月22日 22時
