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フレッド達がいなくなった談話室に私とハリー、ただ2人がその場に残る。
どこか間に壁があるようで、何となくそれが歯がゆく感じてしまう。
そんな空気感に耐えられず、ハリーをちらりと見てみる。
そこにはどうすればいいのか迷ってるって感じのハリーが言葉を選んでいた。
ハ｢あの···さ────｣
『別に君が決めることだよ、その目的を成し遂げたいのなら私は協力するし、どっちでもないのなら協力はしないだけ』
淡々と言葉を出すと、ハリーはやっと私の瞳を見て話し出す。
ハ｢────まず、1つ言いたいことがあって、僕はまだ君を許せてない。君がやったことは、DAの皆を思ってのことなのは理解してる｣
私は今のハリーの気持ちを受け止めるように聞いた。
あのスネイプの記憶を見たのなら、きっと両親に対して複雑な気持ちだろうから。
ハ｢A、君の行いはきっと合ってたんだ。それが正解だった。けど···さ、なんて言うか、僕は君の事がよく分からなくなって｣
そうだろうなぁ。だっていきなりスリザリン寮生と連みだしたんだ。そりゃ、分からなくもなる。
でもハリーは、私を理解してくれようとしたんだ。
ハ｢Aがあの時、"理解してくれない"って言ったから、自分なりに理解はしようとしてる。あ、言い訳じゃないんだ｣
『いいよ、ちゃんと分かってる』
自分でも驚く程、無意識に優しい声が出た。それにハリーはびっくりするようにして続ける。
ハ｢その···君はずっと僕を理解してくれてた、だから僕、君のことを理解したい。だって僕ら2人で1人でしょ？｣
ハリーは強い眼差しでじっと私の目を見つめる。不器用なハリーになりに分かろうとしてくれてるんだ。
ハ｢だから、君のことを理解できたら···って変だけど、僕、Aに謝るから、それまで待ってて欲しい。変な話だけど、君は何にも悪くなかったんだから｣
『────ハリー、いつでも待てるよ。だからその時までまだ、一人一人、自分の時間を過ごそう』
そこまで言うとハリーは、満面な笑みで｢そうだね｣と相槌を打った。
なんだか、あんな事で喧嘩したのが馬鹿みたいだ。トムもそんなことを思っていたのだろうか？
トムはグルっと動いて、ローブから床へ下りて黒猫になる。ハリーにバレなかったから良いものの全く危ない。
下からでたトムを抱き上げ、ソファーに座る。
『それで、フレッドとジョージがした提案はどんなもの？』
ニヤリと笑って言うと、ハリーもニヤリと笑い返す。
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おにぎり食べたい(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！これからも楽しみにしてください！色々と考えているんです！ (2020年11月15日 19時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！頑張りますね！！！！！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 賢者の石シリーズから読みました。夢主とハリーの関係性が好みでした。続き楽しみに待っています。 (2020年11月10日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月8日 21時) (レス) id: 6a053de6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年10月19日 22時
