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『それに加えてもう、うんざりだ。勝手にすればいいだろ？もう面倒事はたくさんだ』
ピシャリとそう言い終えると彼は私との関係を経つようにして言った。
ハ｢ああ、そうかい。もう僕も君とはうんざりだ。君は僕のことをそんな風にしか思ってなかったんだな。ただ使える駒としか思ってなかったんだ｣
決別だ。ぐるぐると回る思いの中でキッパリと私とハリーの住む世界が別れた。
ハ｢スリザリン家の君と分かり合えるなんて思わなきゃ良かった。君はまるでヴォルデモートの代わりだな。もう僕らと関わらないでくれ、裏切り者｣
軽蔑したような声でそういうと彼はそっぽを向いてグリフィンドールの談話室の方に歩き出した。
『関わりたくもないね。君たちなんかと』
思いもしない言葉が次々と溢れ出した。誰も私の気持ちなんかわかってくれない。
私はグリフィンドールの談話室とは違う方向へと歩き出す。
トム｢いいのかい？君の談話室はあっちだろう？｣
トムは黒蛇から元の記憶の姿に戻り、そういった。まるで心配してるような声で。
『いいよ、戻る気なんか起きないしね』
｢そう｣とトムが言葉を返した。彼は大きな手で私の手をギュッと掴んだ。記憶なのに触れるんだと思いながらも彼の手が暖かく感じた。
トム｢君は仲直りする気なんてないんだ？｣
『無いね、今のところは。』
冷たい声で返しながら、私はトムと共に必要の部屋で眠った。
別にいつもの生活にハリー達がいなくなったってだけだし、何より彼はスリザリン家という言葉に引っかかってたもんだから。
私もハリーも、もう関わりたくないという思いでいっぱいだ。
魔法省令
ドローレス・ジェーン・アンブリッジを、アルバス・ダンブルドアの代わりにホグワーツ魔法魔術学校の校長に就任することを認める。
以上は教育令第二十八号に則したものである。
魔法省大臣コーネリウス・オズワルド・ファッジ
一夜にしてこの知らせが学校中に広がった。それと共に私とハリーが喧嘩をしたことも、縁を切ったことも。
ゴクリと紅茶を飲みながら、必要の部屋でゆっくりと時を過ごす。
行く先々でダンブルドアの話やハリーの話を聞かれてもう、うんざりしたところで私は聴衆者から抜け出してきていた。
トム｢君ってやつは、僕に似てきたんじゃないのかい？｣
容姿端麗なトムは呆れたように言った。
『君とは長いんだ、似てきたっておかしくないだろ？』
私なケラケラと笑って言葉を返す。
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おにぎり食べたい(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！これからも楽しみにしてください！色々と考えているんです！ (2020年11月15日 19時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！頑張りますね！！！！！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 賢者の石シリーズから読みました。夢主とハリーの関係性が好みでした。続き楽しみに待っています。 (2020年11月10日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月8日 21時) (レス) id: 6a053de6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年10月19日 22時
