額に傷を持つ2人~不死鳥の騎士団<起②>~《ハリー･ポッター》 (ページ9)

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解放されてまたあのダーズリー家がいる所に閉じ込められたらどんな思いをするのか痛いほどよくわかった

シ｢勿論､本部としては理想的だよ｡父がありとあらゆる安全対策を施していたから｡それに加えてダンブルドアも追加で色々やってくれてる｡ここよりか安全な所はない｣

シリウスは一瞬顔を顰めてると私とハリーを交互に見つめた

シ｢君達の懲戒尋問の時はついて行っていいかダンブルドアに尋ねた｡君達を精神的に励ましたいのだがどう思うかね？｣

その言葉でどっと何かが……いや恐怖が襲ってきたような感じがした

シ｢心配するな､無罪になるに決まってる｣

ハ｢でももし僕らが退学になったら？｣

シ｢＿＿＿その時は3人で一緒に住もう｣

モリ｢そこの3人､早くしないと食べ物無くなっちゃいますよ｣

そう言われて私はハリーに続けて部屋を出ようとすると背後からシリウスが私の手を掴み､引き寄せた｡＿＿＿そしてハリーが出ていって扉はバタンと閉まった

『ねぇお腹空いたよシリウス｡食べようよ』

後ろから私の首を抱きしめて耳元に吐息がかかり､体温が熱くなる

シ｢愛してる＿＿＿Aが例え死喰い人だったとしても､A｡懲戒尋問が終われば式を挙げよう､皆にビックリさせるように言って…そして私の妻に＿＿＿｣

『シリウス､勿論私もそのつもりだよ』

するとシリウスは私を振り向かせては私を上へと抱き上げた｡これにはびっくりした

『えっちょっと!?』

シ｢口付けはしてくれないのかい？A｣

シリウスは私の顔を見上げながら顔を近づけてきた｡要はキスしてということだろう

『意地悪』と言いながらも私はシリウスの顔を包み込み軽いキスをするとシリウスはもっともっとと求めるように深い口付けをする｡まるで逃がさないと言ってるような気さえしてくる

ヒューと口笛が開いた扉の方から聞こえて私はドキンドキンと心臓を鳴らして扉の方を見た

ルー｢お熱いねぇ､結婚前にこんなに＿＿＿｣

リーマスは開けた扉に寄りかかっては私とシリウスを交互にケラケラと笑っては見つめて､｢ご飯｣と目をキッチンの方へ向けた

シ｢リーマス､今ちょうど良いとこだったんだ｡邪魔をするなんてらしくないなリーマス｣

シリウスはちょっと不機嫌そうに私を下ろしては犬のようにキャンキャンと吠えるように言った

ルー｢結婚前の私の教え子を襲わないか心配だったんでねシリウス｡まだこの子に手を出しちゃダメだ､シリウス｡この子は＿＿＿｣