額に傷を持つ2人~不死鳥の騎士団<起②>~《ハリー･ポッター》 (ページ47)

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私はその行動にケラケラと笑っては、トンクスの方を見つめた

ニン｢私は監督生になったこと無かったな｡寮監がね、私には何か必要な資質が欠けてるって言ってたわ｣

ジニ｢どんな？｣

ニン｢お行儀良くする能力とか｣

ジニーとハーマイオニーはトンクスの話を聞いて､厨房に笑い声が響いた

『シリウスは？』

すると私とハリーに挟まれているシリウスは犬が吠えるかのように笑った

シ｢誰も私を監督生にするはずがない｡ジェームズとヴァンと一緒に罰則ばかり受けていたからね｡ルーピンはいい子だったからバッジを貰った｣

ルー｢ダンブルドアは、私が親友たちをおとなしくさせられるかもしれないと希望的に考えたのだろうな＿＿＿言うまでもなく､私は見事に失敗したがね｣

そう朗らかにシリウスとリーマスが笑っているのを見ているハリーは幾らか気が楽になったように見えた

フレ｢Aは監督生になれたかもしれないのにな｣

私はそんな声を聞いて､苦笑をしながら夕食を口に押し込んだ

『別に監督生にはなりたくないさ』

ジョ｢授業をサボる癖と寝坊癖､悪戯癖を直せば絶対になれたな｣

すると厨房に居た皆､ジョージの言葉を聞いて笑いだした｡そして私もケラケラと笑いながら言った

『君達には言われたくないね』

ビル｢それでもAは首席で卒業できるのも夢じゃないだろう？｣

フレ｢あぁそうさビル｡Aは授業をサボったり寝坊したり､悪戯に時間を費やしてるのに毎年学期末テストは全ての科目1位さ！しかもクィディッチも優秀…｣

ジョ｢今までずっとね｣

ロ｢しかもあのスネイプの授業をサボったり寝坊したりする所､ほんっとに図太い神経してるよ｣

私はそれににこやかに笑ってはロンを見つめて言った

『好きにしてるんだよ｡成績がいいなら誰も文句は言えないでしょ？』

ロ｢嫌なやつ｣

ロンが眉を顰めるのを見て､私はケラケラと笑うとシリウスが口を開いた

シ｢べヴァリーとヴァンに似たな｣

ルー｢成績優秀なのに悪戯する所とかね｣

シリウスとリーマスは思い出し笑いをしながら私を見つめた｡私は2人を強く小突いた

暫くして､私達は思い思いに夕食を過ごした｡おばさんはビルと長髪について話してたしリーマスはハーマイオニーと屋敷下僕妖精の事で話してた

私はそんな中､結婚指輪をじっと見つめてはシリウスが私に｢構って｣とでも言うように体を寄っかからせていた

するとキングスリーの深い落ち着くような声は厨房に響いた