額に傷を持つ2人~不死鳥の騎士団<起②>~《ハリー･ポッター》 (ページ44)

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どうやら洗濯物を届けにやってきたみたいだ｡どっさりと服を抱えているから…

モリ｢ジニーが教科書がやっと届いたって言っていたわ｣

おばさんはそう言いながら洗濯物を置き､私達が持っていた封筒に目を走らせた

モリ｢皆､封筒を私に頂戴｡ダイアゴン横丁に行って皆が荷造りしてる間に必要な物を買ってきましょう｡ロン､貴方ったらすぐに背が伸びるからパジャマを買わないといけないわ｡何色がいい？｣

ジョ｢赤と金にすればいい｡バッチに似合う｣

ジョージはニヤニヤとしながらおばさんは気にも止めずに聞き返した

モリ｢何に似合うって？｣

フレ｢バッチだよ＿＿＿新品で輝く素敵な監督生バッチさ｣

するとおばさんは勢いよく顔をあげては､まだ理解に追いついていないのかフリーズした

モリ｢ロンの＿＿＿でも､ロンまさか＿＿＿？｣

ロンは誇らしげにバッチを掲げるとおばさんはハーマイオニー同様に小さな歓声をあげた

モリ｢信じられない！なんて素晴らしいの！ロン｡お父様がお聞きになったら…母さんは鼻が高いわ！｣

おばさんはロンを抱きしめては頬にたくさんのキスをした｡その後ろで双子が｢オエッ｣と吐く真似をしていた

ロ｢母さん＿＿＿やめてよ…｣

ロンは恥ずかしそうに頭をかいてはモゴモゴと口に出した

モリ｢さぁ､何にしましょう？パーシーには梟をあげたわ｡ロンはもう持ってるしね｡ご褒美をあげなくちゃ！｣

ロンはそれを聞いて飛び上がって喜び､おばさんを期待を込めた目で見つめていた｡それをよく思わない双子は私の肩を肘置きのように肘を乗せた

ロ｢母さん､新しい箒ダメ？｣

するとおばさんの顔は少し曇った｡箒は高価なものだからだ､するとロンは急いで付け足した

ロ｢そんなに高価じゃなくていい！ただ＿＿＿ただ1度くらい…新しいのが…｣

おばさんはちょっと迷ったような顔を見せたがにっこりと笑顔になった

モリ｢勿論良いですとも＿＿＿さぁ箒を買うとなると直ぐに行かなくちゃ！またあとでね＿＿＿ロニー坊やが監督生！皆､ちゃんとトランクに詰めるんですよ＿＿＿監督生＿＿＿ああ私、どうしていいやら！｣

おばさんはもう一度ロンの頬にキスをすると､部屋を出ていった｡すると双子は大笑いしながら姿くらましをしてた

上の部屋からは双子の大笑いの声が聞こえてくる

ハー｢ロン､気にしちゃダメよ｣

ロンはそんな事も気にしていないのか｢どんな箒が良いか伝えてくる｣と行って部屋を飛び出した

部屋の中には3人が残った