額に傷を持つ2人~不死鳥の騎士団<起②>~《ハリー･ポッター》 (ページ43)

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ジニ｢ダンブルドア､今年の闇の魔術に対する防衛術の先生を探すのを苦労したらしいわ｣

ハー｢この4年間の事を考えれば仕方がないわよねA｣

『確かにね｡1人は辞めさせられ､1人は死んで､1人は記憶がなくなり､1人は九箇月もトランク詰め』

私は指を折って数え言った｡するとハーマイオニーは何か手紙を見つめてじっと止まった

ジニ｢どうしたの？ハーマイオニー｣

それに答えることなくハーマイオニーまだ口をあんぐりと開けて手紙を見ていた｡それが気になったのかジニーも手紙の内容を覗くとまたあんぐりと開けてた

『一体どうしたの？』

私は焦れったく言って顔をひょっこっと覗かせた｡その手紙の中の文字には"監督生"と書かれていた

『監督生…？』

ハーマイオニーはその手紙の中にあった､バッチを手に取った｡まだびっくりして動けないようだ

ジニ｢A､私､ママに教科書届いたことを知らせに行くから､ハーマイオニーをよろしくね｣

ジニーは可愛い笑顔でウィンクをすると部屋から出ていく､それを合図にハーマイオニーは私の手を握った

ハー｢A！｣

『えっ？何どうしたのさ？』

私はびっくりして間抜けな声が部屋に響いた

ハー｢ロン達のところに知らせに行かなきゃ！｣

彼女はそう言うと私の手をしっかりと握ったまま､全速力で部屋を飛び出してはロン達の部屋に向かった｡そんなに慌てなくても……と内心笑いながらもついて行った

またハーマイオニーはロン達の部屋をバタンと音を立てて勢いよく開いた

ハー｢ねぇ＿＿＿受け取った？｣

ハーマイオニーは息を途切れ途切れにさせて言うと､ハリーが手にしていた監督生バッチを見て歓声をあげた

ハー｢そうだと思った！私もよ、私もハリー！｣

ハ｢＿＿＿＿＿＿違うんだ｡ロンだよ､僕じゃない｣

ハー｢誰＿＿＿え？｣

ハ｢ロンが監督生､僕じゃない｣

ハー｢ロン？｣

ハーマイオニーは口をあんぐりと開けては､今さっきの私と同じように間抜けな声を出した｡私はケラケラと笑いながらハリーの隣に立った

ちらりと目配せすると｢君も監督生じゃないのかい？｣と目で見たので私は大きく笑いながら頷いた

ロ｢手紙に書いてあるのは僕の名前だ｣

ハー｢私……えーと､わーっ！…ロン､おめでとう！本当に＿＿＿｣

ジョ｢予想外だった｣

ジョージは頷きながら言った

ハー｢違うわ｣

そうハーマイオニーは言いながらも顔を赤くしていた｡それに私は笑っていると後ろからおばさんが入ってきた