額に傷を持つ2人~不死鳥の騎士団<起②>~《ハリー･ポッター》 (ページ34)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:61,761 hit

84 ページ34

ハー｢A！早く起きなきゃ！｣

ジニ｢そうよ！今日は結婚式なんだから｣

眠く重たい瞼の先ではハーマイオニーとジニーがこれでもかと言うぐらいにベッドに潜り込む私を引っ張り出した

『えぇ……まだ眠たいよ』

ハー｢Aしっかりして！今日は結婚式なのよ｣

ハーマイオニーの言葉が頭の中でグワングワンとエコーになって響く｡自分でもマヌケと思うぐらいの声が出た

『え？結婚式……?』

ジニ｢そうよ！早く起きて支度をしなくちゃ｣

私は勢いよくベッドを飛び出した｡眠い目も今じゃぱっちりと開いてる｡ジニーもハーマイオニーもまだ着替えてはないみたいだ｡でも私よりかは幾らか支度をしてた

『今何時?』

私は急いで髪に櫛を通したり､顔を洗って歯磨きをしながら聞いた

ハー｢今は8時00分よ､式が始まるのは10時30分よ｡多分男子はきっと今準備しているのはシリウスとかの大人達だわ｣

ジニ｢ハリー達はまだ寝てると思うけど､パパが多分行ってくれるから大丈夫だと思うけど､A朝食はどうする？｣

『要らないー！』

私は粗方の支度は終わらせて､ウェディングドレスがある部屋に向かおうと扉に手をかけると勢いよく扉は開いた

モリ｢A！大変よもう時間がないわ！さぁA､あの部屋に行かなきゃ｡ジニーもハーマイオニーも手伝って頂戴！2人もあの部屋で支度をしなさい｣

私はモリーおばさんに引っ張られるようにして部屋から出て､あのウェディングドレスがある部屋へと向かう｡ジニーもハーマイオニーも自分達が着るドレスを持ったり､お化粧道具を持って足早についてきていた

バタン！と音を立ててあの扉を開くと黒々と人を惹き付けるような魅力が今も健在のようで壁にかかっていた

一瞬そのドレスを見て皆んな息を呑んだが10秒も満たないうちにまたせかせかと行動を始めた

モリ｢Aこっちに来て！このウェディングドレスを着るのよ｣

モリーおばさんはウェディングドレスに杖を向けるとウェディングドレスはまるで生き物のように動いては丁寧におばさんが操ったおかげで難なく着ることができた

ジニ｢A！綺麗よ…ダンスパーティーなんて比じゃないくらい……この世のものとは思えない美しさだわ｣

ハー｢なんて言えばいいんだろう……嫋やかで､端麗だわ＿＿＿本当､息が出来ないくらい｡いつもそんな風にしてればいいのに｣

2人は息を詰まらせて言った｡私はそんな2人に笑いかけるとまた息を呑んでいた