額に傷を持つ2人~不死鳥の騎士団<起②>~《ハリー･ポッター》 (ページ27)

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アン｢愚かにも私、ほんの一瞬ですけどまるであなたが、魔法省が命令してこの子供達を襲わせた！そうおっしゃってるように聞こえましたの！｣

ダ｢ディメンターが魔法省からしか命令を受けないことが確かだとなれば、そして1週間前3体のディメンターが2人と従兄を襲ったことが確かだとなれば、論理的には、魔法省の誰かが襲うように命令したということになるじゃろう｣

ダンブルドアはいつものように礼儀正しく述べた｡そして｢勿論､この3体のディメンターは魔法省の制御できない者だったという可能性は｣と付け加えるとファッジは噛み付くように怒った

ファ｢魔法省の統制外にあるディメンターは居ない！｣

するとダンブルドアは軽く頭を下げた

ダ｢それなれば魔法省は、必ずや徹底的な調査をなさることじゃろう｡3体のディメンターが、なぜアズカバンからあれほど遠くに居たのかなぜ承認も受けず襲撃したのか｣

ファ｢貴方が決めることじゃない！｣

ダ｢勿論じゃ｡私はただ､この件は必ず調査なされるものとして信頼しておると述べたまでじゃ｣

ダンブルドアはチラリとマダム･ボーンズを見てはファッジは怒り狂っていた

ファ｢これは2人の未成年魔法使いの制限の尋問だ！｣

ダ｢勿論じゃ､じゃがディメンターは非常に関連性が高い｡法令第7条によれば＿＿＿｣

ファ｢第7条は熟知している｡余計な事だ！｣

ダ｢勿論じゃ､すると我々と同意見になる｡この条項に述べられるごとくまさに例外的状況の範疇に属するわけじゃな？｣

ファ｢ディメンターが居たとすればだ！有り得んが｣

ダ｢証言をお聞きになりましたな､再度召喚し喚問なさるが良い｣

ファ｢私は＿＿＿それは反対だ！｣

バーノン伯父さんに負けないぐらいに顔を赤紫色にさせて怒鳴った

ファ｢私は本件を今日中に終わらせたいのだ､ダンブルドア！｣

ダ｢しかし重大な誤審を避けんとすれば大臣は、当然何度でも証人喚問をなさることを厭わぬはずじゃ｣

ファ｢重大な誤審？まさか！｣

ファッジはあらん限りの声を出して法廷を響かせた｡見苦しいその一言に尽きる

ファ｢この子達は学校で何をやらかしたか聞いていない！｣

ダ｢2人の学校における態度等は本件に無関係だ｣

ダンブルドアは依然礼儀正しく述べたが今や言葉の裏には冷ややかさが漂っていた

ファ｢学校で何をやろうと関係ないと？そうですかな？｣

ダ｢コーネリウス、魔法省には、ホグワーツの生徒を退学にする権限はない｡杖のこともじゃ｣