額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ43)

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バー｢離すんじゃないよ､絶対！アイツに殺られるんじゃないよ！ハリー､A｣

セドリック達は金色の光に沿って歩いて手下達が右往左往する｡ヴォルデモートに殺された犠牲者達は私達と奴との決闘を見守り激励の言葉をかけ､奴を蔑んだ

すると髪の毛の長い若い女性の煙のような影がバーサと同じように地上に落ちすっと立って私達を見つめた

また再び激しく震えたがハリーは顔を歪めてハリーの母親らしき人を見つめていた

リリ｢お父さんが来ますよ＿＿＿お父さんの為にも頑張るのよ｡大丈夫…貴方達ならできるわ｣

するとまた杖からゴーストが出てきた｡ハリーと同じようなクシャクシャな髪の毛､そして背が高い｡きっとハリーの父親なんだ

ジェ｢息子よ､良くやった｡A､君の両親ももうすぐ来る｣

ハリーと同じような笑みを浮かべて私に言った｡私は渾身の力を振り絞り光の玉を奴の杖に近づけた

両親が奴の杖から出てきた｡私が心の中でずっと思っていた人だ

ヴァン｢A､良くやった…良くやった｡君は苦しまないでくれ｣

べヴァ｢私達は何が合っても貴方達のそばにいるのよ｣

杖から血が滴り落ちるのを感じるのと同時にハリーが握る力が強くなるのが分かった

ここで負ける訳にはいかない

ジェ｢繋がりが切れると私達はほんの少ししか留まっていられない｡いいね？それでも私達は必死に時間を稼ぐ｣

ヴァン｢移動キーを使うんだ｡それがきっとホグワーツまで連れていってくれる｡分かったね？A､ハリー｣

『はい』

セド｢A､ハリー＿＿僕の身体を連れて行ってくれないか？両親のところに｣

ハ｢分かった…｣

ジェ｢それとだ＿＿A､シリウスとリーマスによろしく伝えてくれ｣

ヴァン｢私達は見守ってるってこと､そしてAと幸せになれってシリウスに｣

お父さん2人はニカッと微笑んだ

ジェ｢よし！＿＿＿さぁやりなさい｡走る準備をして……さぁ今だ｣

私達は渾身の力で杖を上に捻りあげ､繋がりが消えたが犠牲者達は消えなかった｡奴の目を晦ますように…

私とハリーは必死にセドリックと優勝杯の所に走った｡死喰い人達を振り切る

ヴ「気絶させろ！」

『ハリー、もう少しだ！』

様々な呪文が身体を掠める中､私はセドリックを掴んだ

『今だ！』

ハ｢アクシオ(来い)･優勝杯!!｣

その時だった＿＿＿何か眩い光がハリーに当たりそうになる､私はそれを背に受けると同時に私達は臍の裏側を引っ張られるような感覚に落ちた