額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ28)

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『自分からトラブルに向かっていってる訳じゃないさ』

ハ｢言えてる､トラブルの方からやってくるんだ｣

私とハリーが頬杖をついて大きなため息をつくとそれを合図にダンブルドアが声を響かせた

ダ｢紳士淑女の皆さん｡後5分経つと皆さんにクィディッチ競技場に行くようにと私からお願いすることになる｡＜三大魔法学校対抗試合＞最後の課題が行なわれることになる。代表選手は､バグマン氏に従っていますぐ競技場に行くのじゃ｣

私とハリーはチラッと目を合わせて立ち上がるとグリフィンドールのテーブルから一斉に拍手が巻き起こった

ウィーズリー1家とハーマイオニーに激励されながら他の代表選手と一緒に大広間を出た

バ｢ハリー､A落ち着いてるかい？＿＿＿自信はあるかね？｣

校庭へと続く石段を降りた辺りバクマンさんは心配そうな声色で尋ねてきた

｢『大丈夫です』｣

神経は昂っていたものの頭の中で覚えた沢山の呪文が全部思い出すことが出来幾らか気が楽になった

全員で競技場にに向かったが競技場に見えないような状態になっていた

20フィートもあるぐらいの生垣が周囲をぐるりと囲んで巨大な迷路の入口が開いていて､中はとても薄暗く不気味だった

生徒も先生も次々と競技場に入ってきた頃､夜空には星空が輝いていた

ハ｢A…｣

ぎゅっと暖かく心地のいい体温が私の手に伝わった｡

『ハリー､大丈夫だよ｡ハーマイオニーから教えてもらった､四方位の呪文を使って合流しよう＿＿＿そこからは』

ハ｢僕らは一緒に｣

私は淡い緑の瞳を見つめて大きく頷いた

マ｢私達が迷路の外側を巡回してます｡＿＿＿何か危険に巻き込まれて助けを求めたいときには空中に赤い火花を打ち上げなさい。私たちのうち誰かが救出します｡おわかりですか？｣

私達代表選手は覚悟を決めて頷いた

バ｢では持ち場についてください！｣

バクマンさんは4人の巡回者に元気よく号令をかけた

ハグ｢ハリー！A！頑張れよ｣

私とハリーはハグリッドの方に振り向いて手をあげて大きく振った

選手の現在の得点が次々発表される。私は客席にいる友人たちに手を振った

バ「では得点順にホイッスルが鳴ったらスタートです！まずはA・スリザリン！」

私は大きな聳え立つ生垣の迷路の入口に立ち､強く杖腕で杖を握りしめた｡そして観客をぐるりと見渡した

そしたらいつものように少年のように微笑み私にウィンクを送る彼がいた