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エピローグ ページ1
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その空間は、異様な熱気に包まれていた。
清々しい朝日を浴びながら
早々と木樽のジョッキに並々と注がれた
ビールに喉を鳴らすもの。
地面に腰を下ろし
嘘か真かも知らない噂話を
ぺちゃくちゃと話す老婆たち。
何かの祭りの準備だろうか
テントがいくつも並んでいる。が
何かがおかしい。
テントに呼び鈴が付いていたり
異様な色の炎が燃えていたりする。
ロン「クラムだ！」
赤毛の男の子が声をあげた。
名前をロナルド・ウィーズリー。
ハー「とっても気難しそう」
ふわふわとした長髪の女の子
ハーマイオニー・グレンジャーは
眉間にシワをよせ、そう言った。
その光景を眺める
メガネをかけた黒髪の少年。
かの有名な、ハリー・ポッターだ。
３人は
クィディッチのワールドカップを見に来ていた。
ハリーが、とある集団に目をやった。
アジア人だろうか
ツヤのある髪をなびかせ
颯爽と歩くその集団は、独特な雰囲気を放っている
ハリ「あの子たち、ホグワーツの生徒じゃないよね？」
友人２人に問えば、赤毛のロンが興奮気味に口を開いた。
ロン「マホウトコロの生徒だよ！すっげえ、僕初めて見たよ！クィディッチがめちゃくちゃ強いんだ！」
ロンの声が聞こえたのか、１人の少女がこちらをチラリと見た。
一瞬ハリーはドキリとしたが
彼女は嫌味のない微笑みを向け、また前を向き歩き出す。
その光景をもう１人
プラチナ・ブロンドの髪の少年がジッとみていた。
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作者名：極楽浄土 | 作成日時：2019年6月29日 21時
