夜の旧校舎3 ページ18
西階段に着くと茶髪や金髪の化粧しすぎ先輩方5名がいた。唇真っ赤、チーク濃い、付けまつげ長すぎ、ピアスの量が多い。
スカート短いし、ベスト着てないし、ワイシャツ第二ボタンまで空いてるし、校則破りすぎでしょ。
それに1番受け付けなかったのは、その人たちが持っているものだった。
うっわ、タバコ吸ってる…
中2でタバコとか健康面や精神面不安定すぎだろこの人たち…
女1「あ、やっときた」
女2「おせーんだよ、いくら待たせんだよ」
女3「え、先輩待たせるとかマジやばくね？」
女4「後輩は先輩より5分前行動。
これジョーシキだから」
女5「おい、なんか喋れよ」
いやだね！
副流煙吸いたくないから、今全力で息止めてるんだよ。
あ、でも妖怪だから関係ないか。てか、普通に小さい頃から使ってたわ、煙管。
まあそれは一度置いといて〜
もうUターンして帰ろうかな。よし、帰ろう。
雪には大丈夫って言ったけど、こんな人たちだとは思わなかった。今回は認めよう。雪が正しかったです。
それに、リクオは平穏な生活を願っているのに双子の妹が問題起こした的な噂流れたら迷惑かける。それはいやだ。
女1「おい、何帰ろうとしてんだよ」
A「先輩がたとお話ができそうだと思えなかったので。失礼します」
私は肩を掴んできた先輩の手を振り払い、西階段をダッシュで降りる。
それはもう俊足で。ナメんなよ50m5秒台。
そうして何事もなく昼休みを終わらせたのだった。
げ、昼食食べ損ねたじゃん…うわぁあいつら許さねぇぞ…
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作者名：ナツ | 作成日時：2018年11月2日 0時
