【あんスタ】人を信用しない少女の話 (ページ15)

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私の仕事は記録係ページ15

レッスンがひと段落つき、今は休憩中。

みんな地べたに座り込んで、タオルで汗を拭いたり、水やスポドリを飲んでいる。

私たちはその間、次のレッスンの準備と記録をするらしい。

私は記録係で、今は個々人の欄を作って改善点や癖、良いところなどを片っ端に書いる。

あとで整理するから、ノートのまとめ方汚いとか言われても気にしないよ、私

真緒「なぁ北斗、Aメロのターンなんだけどさ…_____」

北斗「ああ、俺もそれは思ったな。
もう少し_____」

スバル「でもそこのターンは、次のステップの動きに合わせないとダメじゃん？

だから＿」

真「それに変えればうまくいくかもね！」

4人は休憩を終わりにしたのか、円になってフリの意見を出し合っている。

それぞれクルクルと動いていて、どれも次のフリに繋げやすいよう考えているのがわかった。

やっぱり練習になると、みんな表情変わるよね～

真剣に取り組んでて、良いものを作ろうとしてるのがビシバシ伝わってくる。

あんず「はい、意見出たなら一回やってみる？1番だけ踊ってみて、あってるかどうか確認しよう」

あんずがCDデッキの電源をつけながら、みんなに向かって話しかける。

4人は元気よく返事をして、定位置についた

動きの速さとシンクロ率は高いよね、ここは

アグレッシブっていうか、パワフルっていうか？なんか元気で明るいイメージあるよね、このユニット。名前も明るそうだし。

そして、みんなは踊り出し問題のターンのところになった。みんな新しく変えたターンを使い、踊ってみた。

すると、そのターンは次のステップに繋げやすく、綺麗で軽やかに見えた。

おぉ、なんかしっくりきたね。パズルのラストのピースをはめた時の爽快感に似てる。

あんず「うん、すごく良くなった！これで行く？」

北斗「ああ。あとは細かい部分を直して行く必要があるな。」

あんずの質問に答えた北斗は、次のレッスンについて提案。みんなはそれに頷く。

あ、このノートみんなに見せたほうがいいかな？

私は体育座りから立ち上がって、壁側から中央にいるみんなのところに向かった。

それにいち早く気づいてくれたのはあんずで、あんずは私にニコッと笑いかける。

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