黒の組織 ページ12
翌日、会議室に入ると数人の男達が集まっていた。
『おはようございます』
挨拶が肝心だと叩き込まれているAは会議室に入ると同時に挨拶をする。
｢おお、おはよう｣
返してくれたのは上司の荒牧課長だった。
『課長、今回の件私は…』
Aが言おうとして荒牧が言葉を紡ぐ。
｢ああ、お前はこの件、出なくていいぞ｣
『ありがとうございます』
今朝、舞い込んできた別件にAは動かなくてはならなくなってしまった。黒の組織の一員として。だから今回の麻薬取締と公安の合同調査には参加出来なくなってしまった。
会議室を見回し、風見を見るが何処にも降谷がいないのはきっとAと同じく黒の組織での仕事絡みだろう。
『結局、あの男はいるのか…』
漏れた言葉は誰にも聞こえなかった。
｢別件、頑張れよ｣
荒牧はAがなんの件で仕事をしているのか知らない。麻薬取締官には個人の仕事がたまにあり仲間内でも明かされるのを禁止されている事がある。
『はい』
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ﾋｪｯ…また順位が上がり多くの方に読んで頂いているみたいで驚きです。
更新、亀さん以上にノロノロですが宜しくお願い致します。
続く
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Mizuna(プロフ) - 初見、間違って評価を頑張って！っていう側に入れてしまって､本当は10ですよ！また次のお話が読みたいです！ (2019年4月16日 13時) (
レス) id: df9e804b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リカルナ | 作成日時：2019年3月17日 23時
