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◈結局 ページ12

邪魔にならないようなところに自転車を停め、目の前の看板を見上げる。結局、来てしまった。
よくよく考えてみれば、最初のうちに何日か連続で来ておいた方が顔は覚えられやすいのでは、と。

あいにく部活は安全に帰宅することをモットーにしている部活に入っているので、通いやすい。
因みに我が腐れ縁、碧は今日は居ない。普段は家も近いあいつと行動を共にしてるのだが、今日は用事があるからと言って先に帰りやがった。

正直1人で入るのには勇気がいる。元々人見知りなのに碧もいない今ポアロに入るのが辛い。

「…あ」
『え?…あ、』

しかしこうやって店前で突っ立っているのも流石になぁと思っていた時、後ろからふと声が聞こえた。嫌な予感を感じつつ後ろを向くと…

「こんにちは。今日も来てくださったんですね」

そう言ってにこりと笑うのは、安室さんだった。

『こ、こんにちは…!昨日いただいたココアが美味しくて、また飲みたくなったので』

嘘はついていない。ココアが美味しかったのは事実だ。ただ大本命は今目の前にいるイケメンなのだけれど。

「そうなんですね…それは良かった。では、今日もココアですか?」
『はい。あとケーキも頼もうかと』
「えぇ、では今から準備しますね。店内へどうぞ」
『あ、はい』

安室さんが手から袋を下げているあたり、買い出しにでも行っていたのだろう。そしてサラッとドアを開けて私を先に入れてくれるところとか、ホント細かいところまで紳士だな。

「いらっしゃいませ〜!あ、安室さん買い出しありがとうございます!」
「いえいえ、このくらい大丈夫ですよ」

にこにこと可愛い笑顔で迎えてくれる梓さん。あまりの素敵な笑顔にこちらまで笑顔になってしまう。
お好きな席へどうぞ!と、言われたためカウンター席の端っこへ行く。端っこなんか落ち着くよな。私は結構好きだ。

そして少しするとエプロンを付けた安室さんが出てきた。なぜかバチッと目が合い、そうかと思えばニコッと爽やかな笑顔。もちろん店内のJKはきゃーきゃー言ってる。「あむぴこっち向いたよね!?」「やば!!」とか言ってる。
私に関してはきゃーきゃー言う余裕すらない。もう悶えている。口を抑えて悶えてる。声に出さなかっただけでも褒めてくれ。

しかし後ろのJKたち、勘違いしないで欲しいが多分今の笑顔は私に向けてです。どう考えても私と目が合いました。

◈お互いの名前→←◈お金の使い道



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設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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凪沙(プロフ) - 9Sに殺されたいロリコンさん» ノーーーベルッッッ (2019年9月15日 0時) (レス) id: 38003636ff (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - オートコーウーメー (2019年9月14日 11時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - 9Sに殺されたいロリコンさん» オトコーーーウメーーーーー (2019年9月5日 21時) (レス) id: 38003636ff (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - 凪沙さん» 私だ!男梅だ!オートコーウーメー (2019年9月5日 19時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - 凪沙さん» おっふ (2019年9月5日 19時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏葵 | 作者ホームページ:http://なし)ー  
作成日時:2019年7月20日 23時

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