"小さな巨人"になりたいですっ！

きゅう ページ10

『失礼しまーす。』

今日から寮で生活することになった。

こんなの初めてだ！！
同室の相手は誰かなーっとドアを開けるとそこには、

？？「あー！若利くんのお気に入りだー！！」


赤い髪の毛の人が二段ベッドの上から首だけ垂らしてこちらをみていた。


『うぎゃあぁぁぁぁ！！！』


おれの声は寮内に響き渡った。

？？「びっくりした〜。急に叫ばないでよ〜」

その人はヒョイっと、ベッドから降りてきておれの前に立った。

『あ！！すいません！！おれ！彼方Aです！！今日からよろしくお願いします！』


ドアを開けていきなり叫ぶなんて、おれマジで失礼だった！！

？？「いいよいいよ〜。気にしないで。オレの名前は天童覚！気軽に覚って呼んでくれていいヨ〜。」

天童覚さんはニコニコしながら、顔を近づけてきた。

『あ、あの？』

覚「君、ホントに男の子？？あ、もしかして、世に言う男の娘ってやつ？？？」


ナニヲイッテイルノカワカリマセン。


？？「天童ー！！１年になにしたんだー！！」

ｶﾞﾁｬｯ

『あ！英太さん！！』

入ってきたのは瀬見英太さんだった。


わーい！英太さんだー！！


覚「なにー？？英太くん。俺は別にAちゃんに何もしてないヨ！！」

瀬見「くれぐれもAに手はだすなよ！じゃあな！A、また明日。」


『はいっ！！』


おれ、手ぇ出されるの？？
リンチに合うのか？

これから、どうなるんだよーー！



覚「Aちゃん、カーワイ〜♥((ﾎﾞｿｯ」



そんな覚さんの声はおれには聞こえなかった。

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