よん ページ5
放課後になり、
部活の見学の時間になった。
工は用事があると、どこかに行ってしまった。
おれは仕方なく、一人でバレー部の集まる場所を探した。
体育館に到着し、中に入る。
『失礼しまーす。』
中には、たくさんの人がいた。
み、みんなデケぇっ!!!
あわあわっと焦っていると、
??「あれっ?!A?」
聞いた声が聞こえてきた。
『工っ!!』
ジャージ姿の工がいた。
工「え、Aもバレー部なのか?!」
『うん!おれ、バレー大好きなんだ!!』
よかったー!工がいて!!
ちょっと安心。
「全員注目!!」
誰かの一言でしんっと静まり返る体育館。
「新入生の皆、よく来てくれた。俺は、副主将の添川仁だ。」
あ、カッコいいな。
おれ、あの眉毛好き←
あれ?工、なんで新入生のところにいないんだろ??
添川「じゃあ、端から挨拶してくれ。」
挨拶が始まった。
皆でかいなぁ。
...ライバルがいっぱいだ!!
中学は、頭の硬い私立にいたから、部活をやっているやつなんて、両手で足りる人数しかいなかった。
だから、こんなにバレーをやりにきているライバルがいると思うと興奮する!!
添川「じゃあ、次のやつ。」
きた!!
添川「あれ?中学生は一緒に練習できないぞ??」
...
はあ??!
『おれは!!高校生です!!』
しーんと静まり返る空気。
キレるぞ?!!
添川「悪い、悪い!じゃあ、自己紹介よろしく。」
『彼方Aです!MB希望です!!バレーは小4からです!!よろしくお願いします!!』
くすくすという声がきこえる。
「あの身長でMBって」
「無理無理。女子じゃん、みため。」
カァァッと顔が熱くなる。
いいんだ!別に!
おれは、小さな巨人になるっていう目的があるんだから!!
添川「周りうるさいぞ。いいじゃないか、この身長だから、やりたいんじゃないか?だろ?」
えっ?
微笑んでくれる添川先輩。
『は、はい!!おれ!頑張ります!!』
添川先輩、優しい!!
添川「これで、全員だな。若利。」
皆がざわつき始めた。
なんだ?
若利??って誰だよ。
「牛島さんだ!!やっぱり、雰囲気あるな!」
「憧れの人が目の前にいるとか、夢じゃないかって思っちゃうよな!!」
皆、すごく興奮しているようだった。
いや、だから誰だよ。
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白鳥沢の12番くん - すんごくおもしろいです!川西くんと就寝シーンがたのしみです/////更新頑張ってください! (2018年4月2日 13時) (レス) id: fc97810613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きみどり | 作成日時:2017年7月8日 20時