"小さな巨人"になりたいですっ！ (ページ4)

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さん五色side ページ4

教室について、自分の席に向かう。

正直、友達が出来るか不安でしかたない。

ふと、自分の席の横にもう着席しているやつがいた。

第一印象。

ちっさいな。

あと、横顔整いすぎてないか？？

どどど、どうしよう。
隣の席だし、仲良くしたいんだけど。

お、男だよな？？

うおお！
緊張してきた！

と、とりあえず、話しかけてみよう！

工「なぁ！」

『な、何？！』

ﾋﾞｸｯとこちらを振り向くソイツは

真正面からでも美人だった。

女の子みたいだ

工「名前、何て言うんだ？俺は、五色工！なかよくしようぜ！」

平然を装って自己紹介する。
これで、反応が悪かったら仲良くしたいって気持ちは諦めよう。

相手をチラッとみると俺の顔をじっと見ていた。

工「どうした？」

俺の顔に何かついてたかな？？

『あ！いや、よろしく！おれは彼方A。名字の読み方、間違えんなよ～。"おなかた"だからな！』

にししっと、笑った。

うわぁぁぁ！！
か、可愛い！

男子相手に思うことじゃないのはわかってる！
けど！
可愛いっっ！！！

工「おう！ていうか、間違えんの嫌だから、Aで呼ぶよ！」

『じゃあ、おれも工って呼ぶ！』

"工"

俺、五色工に生まれて良かったですっ！！←