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にじゅうなな ページ29

ご飯も食べ終わり、夜風にでも当たろうとブラブラと歩いていた。

『今日はなんか疲れたなぁ。お風呂入りたいけど、三年生からだから暇だあ。』


中庭のような所に出てベンチに座った。
ベンチは少しひんやりと冷たくて、ブルッとしてしまった。



おれは、こうやってバレーをやってるけど正直いつまで続けられるかわからない。

いや、いつまで続けさせてもらえるかだな。



お母さんもお父さんもいつも勉強勉強って言って、おれがこの合宿に行くって言ったときなんて説得するのに何時間も正座して話し合いをしたものだ。


成績が少しでも下がればすぐにでも部活は辞めさせられる。


別に勉強が嫌いな訳じゃない。

だけど、成績成績と毎回言われ続けて下がれば好きな事を辞めさせるなんて言われてたら、勉強だって学校だって、家族までも嫌になってしまう。


でも、今のおれでは親に逆らってまで自分の好きな事だけして生きていくことなんてできっこないんだから、従うしかない。


『はぁ。学生はつらいぜ!!』

??「なんか、アホっぽいね。」

『?!!』

ひとりだと思っていたからビックリした。

『あ、お前。おれのこと日向くんとセットにして"小学校"呼ばわりしたノッポめがね!!』

??「月島ね。月島 蛍。」

『あ、えっと、彼方 Aです。』

月島「ところでさ、君ってアホなの?」

『失礼すぎねえ?!白鳥沢行ってるんだからアホではないよ!!一応学年ではトップクラスなんだからな!』

月島「そ。じゃあそんな賢いAくんにちょっと教えて欲しいものがあってさ。」

『??』


月島くんはどこからか数学の教科書を取り出しておれの隣に座った。

月島「ここのところなんだけど...」

『あ、これ?これはねぇ.....』







月島「ありがとう。」

『いえいえ。てか、どうしておれにわざわざ聞いたんだ?日向くんとかあの目付き悪い黒髪くんとか、アホ毛くんとかいるじゃん?』

月島「日向と影山はバカだから聞いても答えらんないよ。山口は...なんだろ、聞きにくいっ.....てわけじゃないんだけど」

『なるほど、月島くんはプライド高いんだね!』

月島「どーしてそんな考えになんのさ。」

『またわかんないところ出たら、教えるよ!これでも勉強は得意だし!』

月島「まぁ...うん。わかりやすかったし。」

『じゃあ、連絡先交換しよ!連絡取れた方がいいじゃん!』


それから連絡先を交換した。



他校の初連絡先ゲット!!(*´∀`)


***

(´・c_・`)

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白鳥沢の12番くん - すんごくおもしろいです!川西くんと就寝シーンがたのしみです/////更新頑張ってください! (2018年4月2日 13時) (レス) id: fc97810613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きみどり | 作成日時:2017年7月8日 20時

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