"小さな巨人"になりたいですっ！ (ページ20)

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じゅうきゅうページ20

トイレで牛島先輩の顔が近づいてきて、
それを制止しようとした時、

ｶﾞﾀｯっと音がした。

『だ、誰ですか？！』

トイレの前にオレンジ色の髪をした黒いジャージの男の子が立っていた。

顔を真っ赤にして。

？？「す、すいません！覗くつもりはなかったんですーーー！！」

え？！なに？！！
何かわかんないけど、多分誤解してるんじゃないかなっ？！！

『ま、まって？！落ち着いて下さい！？』

？？「うわああ！！お、オレ出ていくんで、ごゆっくり！！」

『ちょっ！う、牛島先輩！一緒に誤解を解いてくださいよ！』

牛島「誤解とはなんだ？？」

？？「うわあああ！！」

『うわあああ！！』

ー間ー

？？「本当に、日向がご迷惑をお掛けしました。」

オレンジ色の髪をした男の子は日向翔陽くんというらしい。
烏野高校の一年生。

そして、謝っているのが、烏野の三年生バレー部主将の澤村大地さんという方らしい。

貫禄あるなぁ。

『いえ、そんな！おれの方こそ、パニックになっちゃって。』

日向「えっ？！"おれ"っ？！！」

『えっと、誤解してると思うので言いますけど、男ですよ？おれ。』

日向「ええっ？！俺より身長低いっ！！」

ﾌﾞﾁｯ

『お前、失礼だろ！てか、そんなに身長変わらないじゃん！！』

日向「ご、ごめっ！」

『牛島先輩、行きましょ！烏野だよね？！試合では絶対打ち負かしてやるからな！！ばーか、ばーか！！』

牛島先輩の手を掴んで走る。

絶対、烏野なんかに負けない！！