"小さな巨人"になりたいですっ！ (ページ17)

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じゅうろくページ17

ーGW当日ー

ふんふふーん♪

工「なんか、ご機嫌だなA。」

『えっ？わかる？？試合が楽しみすぎてさ！』

だって、練習試合だぞ！！
他校との！

『今まで、他校と練習試合なんてしたことないからさ、もうワクワクしてて！』

工「お前、ほんとに中学時代まともに部活できなかったんだな。よしよし。」

『工！よしよし、するなよ！おれ、子供みたいじゃん！！』

よしよしをやめない工。

おれも背が高ければ、工をよしよししまくるのに！

瀬見「工がAのことよしよししてる！俺もしに行こう」

川西「あ、俺も。」

天童「オレも～♪」

先輩たちがおれの頭を撫でまくる。

はげる！はげるよ！！

白布「行きますよ、みなさん。」

牛島「バスに乗れ。」

バスに乗り込む。

『太一さん、お隣いいですか？』

川西「！いいz...」

白布「そこ、俺が座るから。」

白布先輩が横に立っていた。

『あ、ごめんなさい。』

白布「川西どいて。」

川西「えっ？！」

『えっ？！』

白布「俺がここに座って、隣に彼方が座るから。お前は、瀬見さんと座ってこい。」

な、なんと理不尽なっ！

結局、おれは白布先輩の横に座った。
おれが窓側、白布先輩が通路側。

『白布先輩、どうしておれなんかの隣に...』

白布「別にAと座りたかっただけだから。」

な、名前呼び！！
さっきまで彼方呼びだったのに！！

ツンデレか？！この先輩は！

『白布先輩...』

白布「賢二郎でいい。」

賢二郎先輩は、なんか長いなぁ。

賢さん...
なんかヤクザっぽいな。

賢先輩
うーん、しっくりこないな。

あっ！

『じゃあ、賢ちゃん先輩！』

白布「？！そ、それでいいよ...」

川西「......ﾁｯ」

瀬見「川西？！怖いぞ、おまえ！」