鳥かごの魔法美少女 (ページ10)

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一之瀬side

ﾄﾞｫｫﾝｯ!!!!!

ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｯ!!!!!

キャラバンが止まる。

古株「雪だまりにタイヤを取られた……。

ちょっと見てくるわ。」

？「ダメだよ……。

山親父がくる……」

円「山親父？」

目金「ん……？」

ｽﾞｼｬｱｱｯ!!!!!

いきなり窓に熊らしき者の手が……

目金「ひぃぃぃぃっ！！」

ｽﾞﾄﾞｫﾝｯ!!!!!

全員「「！！」」

大きく揺れだすキャラバン。

男子全員「「わぁっ！！」」

女子全員「「きゃぁっ！！」」

ｸﾞﾗｸﾞﾗ!!!

俺は、隣にいる女の子を手を繋いだ。

すると……

？「ｯ……」((ﾆｷﾞｯ))

一之瀬「！？」

女の子が僕の手を握ってくれた。

意識が回復しているの？

少しして揺れが収まるが……

夏未「……あれ、彼は？」

さっきまでいた少年がいなくなっていた。

再び大きく揺れたキャラバン。

外で何かが倒れる音がした。

ｶﾞﾁｬｯ!!!!

キャラバンのドアが開き、先ほどの少年が戻ってきた。

？「もう出発して大丈夫ですよ。」

円堂「ま、まさか……(汗)」

栗松「まさかでヤンス……(汗)」

土門「だよなぁ……(汗)」

一之瀬「うん……(汗)」

古株「おぉ、動く動く。

よし行くぞ！！」

そしてキャラバンは再び走り出す。