【AKB0048】74期研究生の恋 (ページ34)

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33話ページ34

客席にいるすべてのファンが一斉に同じ言葉を叫んだ。

Aさんは、呆然とセリーの上に棒立ちになりながらファンを見下ろす。

ファン「鬼ちゃんは私の”希望の星”だよ！」

ファン「これからも歌を皆に届けてくれ！俺達もこれからも応援するよ！」

実は最初に大声を上げたWOTAがAさんの襲名を祝い襲名披露公演で祝いの言葉と感謝の言葉を伝えないか、という発案コメントをSNSで投稿したのだ。

すると次々と賛同するというコメントがきて、こうして実行することになったのである。

Aさんは……
感動のあまり涙が溢れて頬を流れ、声が詰まり歌えなくなる。

A「ｯ……(泣)」

すると、Aさんの大泣きが会場に響いた。

A「うわぁーーーーーーーん！！！嬉しいよぉーーーーー！！！！(泣)」

「！？Aちゃん…」

龍矢/佑星「……」

この時、神居兄弟は『Aさんを支えていこう。』って思った。

Aさんは涙を拭き、笑みを浮かべて歌いながらステージに戻る。

そしてセンターポジションで襲名メンバーと共に最後のポーズを決めると大きな歓声が上がるのだった。