混血の妖怪の者 (ページ19)

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18話ページ19

私達の前に現れたのは、別人のように変身したもったいない男だった。

A「…へ？」

ナツメ「っぃゃぇあああああ！！！」

もったいない男のなんとも言えない姿を見ると、ナツメは叫びながら目を両手でおおう。

私も目を両手でおおう。

トウマの後ろに隠れる。

ケースケ「何こいつ！？」

トウマ「もしかして、もったいない男のライトサイドか？」

アキノリ「どこが！！？今日一番ヤバイやつじゃん！！」

A「ごめん。トウマ。背中にかくれて…」

トウマ「う、うんん。平気だよ。」

アキノリ「おい、寸胴丸。なんでもったいない男になって悪さをしていたんだ？」

A「……うん、理由を聞かせて？」

寸胴丸「…それは。」

寸胴丸の話しによると、寸胴丸は元々はこのラーメン店で使ってもらっていた寸胴だったのだ。

しかし店主が歳をとり過ぎてしまったため、やむ終えず店を閉めることになり、寸胴丸は気がつくと妖怪になっていた。

そして、客達にいつしか激しい憎悪が芽生えもったいない男になってしまったらしい。