少年忍者に新しく入ってきたその子は──── (ページ12)

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11　陽次郎side ページ12

Aちゃんが、ダンスとアクロバットのジュニア世界大会の優勝経験って聞いた時は……
驚きが隠せなかった。

陽次郎「ねぇ、Aちゃん。1つ聞いても言いかな？」

貴方「何ですか？瀧くん。」

陽次郎「もしかして、Aちゃんって……
前にテレビに出たことある？」

貴方「…………」

そう言うと……
目を反らして…黙り込んだ。

陽次郎「いや、違ったら良いんだけど……
Aちゃんって、優勝した時期にテレビに出ていた記憶があって。」

貴方「……確かに、優勝した時期にテレビに出て……
あるドラマにも出たことあるよ。」

通陽「えっ？」

陽次郎「やっぱり！」

そう言った。
すると……

貴方「でも……
私がある出来事がきっかけて……
テレビ…芸能界から離れました……。その出来事を…なるべく……
思い出したくない……」

全員「？」

貴方「ッ……((ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ」

震え出した！？

ヴァサァイガ「だ、大丈夫！？」

皇輝「僕達、カジちゃんが言うまで待っているから。ね？」

貴方「……できれば、そうしたいです……」

少し震えが止まった。