少年忍者に新しく入ってきたその子は──── (ページ13)

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陽次郎「ねぇ、Aちゃん。1つ聞いても言いかな？」

貴方「何ですか？瀧くん。」

陽次郎「もしかして、Aちゃんって……
前にテレビに出たことある？」

貴方「…………」

瀧くんにそう言われた時……
私は、思わず目を反らしてしまった。

陽次郎「いや、違ったら良いんだけど……
Aちゃんって、優勝した時期にテレビに出ていた記憶があって。」

貴方「……確かに、優勝した時期にテレビに出て……
あるドラマにも出たことあるよ。」

通陽「えっ？」

陽次郎「やっぱり！」

あの時…楽しかった。
『ワンスタ』のこと……。
でも……
私のトラウマになる"出来事"が……

貴方「でも……
私がある出来事がきっかけて……
テレビ…芸能界から離れました……。その出来事を…なるべく……
思い出したくない……」

全員「？」

貴方「ッ……((ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ」

ヤバい……。
震えが……

ヴァサァイガ「だ、大丈夫！？」

皇輝「僕達、カジちゃんが言うまで待っているから。ね？」

貴方「……できれば、そうしたいです……」