第51話「銀幕の殺人鬼」 ページ2
真壁「おい、うちのポアロに何をした!!」
辻「いえ、何も。頭撫でようとしちゃったら、吠えちゃって。」
ポアロ「ワン!!ワン!!」
真壁「あぁ。お前、ラベンダー香りがするもの持ってないか?」
辻「この雑巾ですね。さっき、床の芳香剤拭いたんで。」
真壁「だからだよ。ポアロは、ラベンダーの匂いが嫌いでよく吠えるんだ。タオル、シッ!!」
一「じゃあ、ポアロがあの時吠えていたのって。」
=ミステリー研究部=
机に、使用した紙コップと不使用の紙コップを分けた。
(使用した紙コップ:14。不使用:2)
竜二「問題は、犯人がどうやって自分だけ睡眠薬を飲まずにいられたか。ですよね?」
真壁「事件の後、紙コップすべてから睡眠薬が検出されてる。」
一「それは簡単だよ。一つだけ睡眠薬の入っていない紙コップを作っておいて、皆が眠っている隙に、先輩方を殺害して、その後に自分の紙コップに睡眠薬をいれて飲んでしまえば、証拠は残らない。」
真壁「あ?……あぁ。」
絶対分かったふりしようとしてるよ…部長。
一「おっさんたちによると、睡眠薬はウーロン茶の方じゃなくて袋入りの紙コップすべて、使わなかった紙コップにも睡眠薬が仕込まれていた。あの時、部屋にいたのは、14人だよな?」
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作者名:AYANE | 作成日時:2022年9月25日 20時