13時間目 ページ15
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「奥田さん、毒薬作れたんだね。」
「はい！理論上はこれが一番効果あるって。」
にこにこしながらそう話す奥田。毒の管理方法まで記して漫画で分かりやすく解説された冊子まであるようで、渚と茅野は感心していた。
「きっと私を応援してくれているんです。国語なんてわからなくても私の長所を伸ばせばいいって。」
「え…。」
奥田の言葉に違和感を覚える秀華。この学校できっと誰よりも先生である殺せんせーがそんなことを言うだろうか、と秀華は考え込んだ。
その時、ｶﾞﾗｯと教室の扉が開いて殺せんせーが入ってくる。奥田は殺せんせーに駆け寄って作った毒を渡す。
「先生これ……。」
「さすがです…。では早速いただきます。」
ｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸと勢いよく奥田が作った毒を飲む。全て飲みきったところで、殺せんせーはいつもの特徴的な笑い方をしてこういった。
「ありがとう奥田さん。君の薬のおかげで…先生は新たなステージへ進めそうです。」
「…えっ、それってどういう…？」
混乱する奥田をよそに、殺せんせーは呻き声を上げながら体が変化していく。ふぅ、と一息ついた殺せんせーははぐれメタルのようなスライム状の姿へと変わった。
「と、溶けた…??」
「奥田さん、君に作ってもらったのはね、先生の細胞を活性化させて流動性を増す薬なのです。」
殺せんせーはそういうと素早くクラス委員である片岡メグの机の中に入り込んだ。
「液状故にどんな隙間にも入り込むことが可能に!!しかもスピードはそのままに!!さぁ殺ってみなさい!!」
そう言うと殺せんせーは秀華の机にも入り込んだ。秀華はﾋﾞｸｯと肩を震わせるが、すかさずナイフを振り下ろす。殺せんせーはそれをﾆｭﾙﾘとかわすと今度は床板の隙間を出たり入ったりし始めた。
「ちょっ…無理無理これ無理!!」
「床とか天井に潜り込まれちゃ狙いようないって!!」
「なんだこのはぐれ先生!!」
ナイフが空を切る音や発砲音で教室は埋め尽くされる。どこにでも逃げ込めるようになった上にどこにでも入り込むことで、より暗殺が高難易度となっている。分かりやすくパワーアップした殺せんせーに奥田が悲しそうに問いかける。
「だ…騙したんですか殺せんせー?!」
「奥田さん、暗殺には人を騙す国語力も必要ですよ。」
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ざくろ(プロフ) - ユイさん» コメントありがとうございます!!確かに2番ですね!!!素で間違えてました!!!ご指摘ありがとうございますm(_ _)m (2021年3月16日 6時) (
レス) id: d0e69d8f04 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 最近読み始め、すごく楽しく読ませていただいています。ふと気になったのですが、出席番号は2番が正しいのでは？と思いました。まだ読んでる途中なので何か別の理由があって1番にしているのであればすみません。作品楽しく読ませていただいています！ (2021年3月16日 4時) (レス) id: 2946381aea (このIDを非表示/違反報告)
ざくろ(プロフ) - プロテインさん» ありがとうございます(*^^*)暗殺教室はとても好きな作品なので更新頑張って行きたいです (2020年10月22日 22時) (レス) id: fa9a4862ad (このIDを非表示/違反報告)
プロテイン - 質が高くて、キャラとの絡ませ方がお上手で、続きがとても気になります( ≧Д≦) (2020年10月22日 19時) (レス) id: 038dc633ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざくろ x他1人 | 作成日時：2020年10月19日 2時
