12時間目 ページ14
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「お菓子から着色料を取り出す実験はこれで終了!!余ったお菓子は先生が回収しておきます。」
給料日前に生徒のお菓子を巻き上げる殺せんせーにはブーイングの嵐。どうして地球を滅ぼすという超生物が給料で生活してるのか全くもって謎である。
お菓子を大事そうに抱える殺せんせーに1人の暗殺者の影。それは奥田愛美だった。フラスコや試験管に入った液体を頃先生の前に彼女は差し出してこう言った。
「毒です!!飲んでください!!」
「…奥田さん、これはまた正直な暗殺ですね。」
正面突破過ぎて暗殺と呼べるかすら怪しい奥田の暗殺に、殺せんせー含めたクラス全員が唖然とする。秀華も席が前後で仲の良い奥田の行動に頭を抱えた。そんなバカ正直に渡して飲むやつなんて…と皆が思っていたが、殺意を受け止めてくれる殺せんせーにとっては毒なんてばっちこいといったスタイルのよう。
「ではいただきます。」
「飲むんだ…。」
殺せんせーも大概馬鹿正直だ、と言うように秀華は思わずぽつりと呟いた。
「こ…これは……!!」
1つ目の毒を飲んだ殺せんせーはﾜﾅﾜﾅと震える。どうなるんだ、と結果を見守る生徒たち。次の瞬間、ﾆｭ…と殺せんせーの後頭部に角が生えた。なんか角生えたぞ…、と予想外の結果に驚きを隠せない生徒たち。そんな生徒たちをよそに殺せんせーは「この味は水酸化ナトリウムですねぇ。」なんて言い出す。
2つ目の毒も続けて飲んだ殺せんせー。こちらは一見苦しむような素振りを見せるが結果は角に加えて羽が生えただけ。いや、羽が生えただけというのもおかしな話なのだが。こちらも「酢酸タリウムの味ですね。」なんて言うのだから殺せんせーの味覚はどうなっているのかさっぱり分からない。
最後の毒。全員が次はどんな顔になるんだ、とﾄﾞｷﾄﾞｷしながら見守る。しかし殺せんせーはｽﾝｯとした顔の真顔になっただけだった。
「王水ですね。どれも先生の表情を変える程度です。」
「先生真顔薄っ!!」
「顔文字みてーだな!!」
普段の黄色い顔とは違って真っ白なため余計に真顔が薄く見える。
奥田は1人で毒薬を作るのは安全管理上見逃せない、と殺せんせーに注意を受けるが、
「殺せなかったけど、毒薬作るの手伝ってくれるって。良かったね、奥田さん。」
「はい!!頑張ります!!」
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ざくろ(プロフ) - ユイさん» コメントありがとうございます!!確かに2番ですね!!!素で間違えてました!!!ご指摘ありがとうございますm(_ _)m (2021年3月16日 6時) (
レス) id: d0e69d8f04 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 最近読み始め、すごく楽しく読ませていただいています。ふと気になったのですが、出席番号は2番が正しいのでは？と思いました。まだ読んでる途中なので何か別の理由があって1番にしているのであればすみません。作品楽しく読ませていただいています！ (2021年3月16日 4時) (レス) id: 2946381aea (このIDを非表示/違反報告)
ざくろ(プロフ) - プロテインさん» ありがとうございます(*^^*)暗殺教室はとても好きな作品なので更新頑張って行きたいです (2020年10月22日 22時) (レス) id: fa9a4862ad (このIDを非表示/違反報告)
プロテイン - 質が高くて、キャラとの絡ませ方がお上手で、続きがとても気になります( ≧Д≦) (2020年10月22日 19時) (レス) id: 038dc633ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざくろ x他1人 | 作成日時：2020年10月19日 2時
