ヒロイン-30- ページ32
.
「......可愛い」
「へ?」
「可愛いです」
いきなり真顔で言ってくる花恋。言っとくが私の昔は可愛くないし黒歴史の塊だ。
「なんですか!?可愛い以外で言うと近所のお兄さん大好きで雪が降っていた日には雪ウサギを作ってあげていたって!!しかも本当のお兄さんよりも好きってマジで羨ましいですよっ!!!
お姫様抱っこされて悶えているA見てみたかったです!今、誰かにお姫様抱っこされたら赤面して悶えてくれますか!?」
「そうですよっ、しかも山登りしながら雪食べるとか可愛すぎですかっ!!!ボキャブラリー少ないとかじゃなくてただ可愛いの一言に付きます!
初恋がピュアで、シリアスすぎで泣きそうになりましたよ!しかも地味に呂律が回っていないところがまたグッと来ましたよ!ゆー兄ちゃん!って何ですか!?優さんが羨ましい限りですよっ」
「..........き、潔子せんぱ....」
「よしよし....」
俺は花恋と仁花が怖くなって潔子先輩に泣きついた。だって....怖い。
てか可愛いってなんじゃ。
お前らの方がよっぽど可愛い。
そんなことを思いながらオフトゥンに入った。
-Aが眠ったあと-
「ヤバイです。今まで少し敵対視していたけどマジで惚れました」
「ちょっ、花恋先輩。写真撮りすぎです。てかLIEN交換してくださいよ」
「じゃあ私も」
上から花恋、仁花、潔子。セコムができた。←
.
44人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雛月 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年12月27日 23時