謎1つ目 ut ページ23
久しぶりに今日の分の書類を終わらした俺は、師匠に電話をかけることにした。
会議でのことについても聞いてみようと思ったんだ。
携帯電話を片手に持ち番号を打って電話をかける。
何の変哲もない動作だけど、今回は何故か緊張した。
『……はい、もしもし。鬱か？』
鬱「あ、うん、俺！電話して大丈夫やった？」
『あぁ、丁度書類仕事が終わった所だ。』
鬱「あ、良かった〜」
どうやら邪魔はしていないらしい。
良かった良かった。
『ふふ、それで、何かあったのか？』
少しだけ楽しそうに笑う声が聞こえて疑問が浮かぶ。俺、なんか変な事言ったっけな？
昔も、俺の行動に優しそうに笑う師匠をよく見ていた気がする。
鬱「ううん。ちょっと電話かけてみたくて…やっぱ迷惑やった？」
『そんな事ない。かけてくれて嬉しいよ。』
電話では、実際聞いた声よりも少し高い気がした。
仕事終わりだからか、口調も雰囲気も穏やかで話しやすい。
30分近く話していると俺は思った。
このノリでいけるんじゃないか。
安直な考えに辿り着いた俺は、彼女の年齢から聞いてみようと思い立った。
鬱「あ、そういえば師匠って俺と同い年なん？」
『ん？鬱は何歳だったっけ？』
鬱「俺は今年で27やで。師匠は？」
『流石にレディーに年齢を聞くのは失礼じゃないのか？まぁ鬱よりは年下だと言っておこう。…おっともうこんな時間か。就寝時間だから切るぞ。おやすみ鬱』
プツン
急に電話が切られ、思考が停止しているため先程の言葉を思い出す。
『鬱よりは�倏�下�瓠�
え？まじで？？
いやいや、そんな訳ないよな。そんな訳。
鬱「まじで？？？」
彼女についての謎が1つ解けた。
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掛け軸(プロフ) - 嶺緒さん» 気づくのが遅くなってしまいすみません。面白いと言って貰えると、こちらとしても嬉しい限りです。コメントありがとうございました！ (2019年1月6日 14時) (
レス) id: c19dec969c (このIDを非表示/違反報告)
嶺緒(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白い作品でした…！！次回も楽しみにしています！ (2019年1月5日 17時) (レス) id: 27af552c6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：掛け軸 | 作成日時：2018年11月10日 18時
